区は新たな「個人情報の保護に関する法律施行条例」の骨子を公表しました。施行条例とは国の法律にあわせて統一ルールに従わせるもので、来年2月議会での制定を予定し、区が制定・運用した個人情報保護条例(以下、条例)は廃止されます。
条例は国に先駆け自治体が独自に定めてきました。文京区でも個人情報を守ることは個人の尊厳に関わる基本的人権との立場(条例1条)で運用され、情報は本人から直接収集し、目的外の利用や外部提供に制限をかけています。差別や偏見、基本的人権の侵害が生じないよう収集を禁止する情報も定めています(条例7条)
金子区議は28日の総務委員会で、国の個人情報保護法には「現行条例7条のような収集禁止規定が無いので、骨子のままだと基本的人権・プライバシー保護は法の運用者如何に委ねられるのではないか」と指摘。区側は「適正に運用する」と述べるに留まりました。パブコメ募集が5日から来月4日迄、行われますので意見を送りましょう。
2022.12.04
