練馬区議会第2回定例会が11日に始まりました。13日の本会議で、日本共産党練馬区議団を代表し新人の野村説区議が一般質問に初登壇しました。
2期目に当選した前川区長の基本姿勢として、選挙結果の受け止めと政治・行政への信頼について質問。
有効投票10万票、過半数を獲得したとはいえ、全有権者比では17%の得票にすぎません。区長は「広範な区民の皆様に・・・信任していただいた」と就任あいさつで述べていますが、決してこれまでのような区政を「広範な区民が」手放しで良しとしたとは言えません。
これに対し区長は、所信表明ではそんなことは「一言も申し上げておりません」、「正確に引用していただきたい」と答えました。
区長が述べたことは「ねりま区報」で確認できる事実です。こちらの質問では所信表明で述べたとは一言も言っていないのです。こんなことでわざわざ反論する必要性がわかりません。
さらに投票率の点では、「皆さんの会派のストーリーに組み込むのは無理がある」と、意味不明な答弁。全有権者比17%、過半数に程遠いというのは曲げようのない事実であり、ストーリーなどありません。
おそらく区長の頭の中にはなんらかのストーリーがあり、私たちの質問をそれに当てはめたのかもしれません。
区長は「具体的で誰もがうなずける議論を」とも述べました。
しかしそれも、自分がうなずけるものでない限り「具体性がない」と受け止めるのではないのかと考えてしまいます。
今回の質問では、保育園待機児解消や国保問題など具体的な問題を取りあげ、提案もしています。ぜひこちらの提案を色眼鏡をかけず聞いてもらいたいと思います。
公文書の改ざんや隠ぺいについてどう捉えているかという質問に対しては、「信頼を損なうものである」とし、練馬区では「公文書の適正な管理に努める」と答えました。