今日は午後に本会議が開かれ、区長が所信を表明しました。
保育所待機児童対策では、「全国トップレベルの定員増」保育所の整備・運営にかかる予算は「平成25年度の250億円が、本年度は460億円」などと自賛。
そして問題の待機児童は14人になったとしています。
しかし、我が党都議団の調べでは、「保護者が育児休業中」「特定の保育所を希望している」など国の定義で待機児の数から外されてしまう、隠れ(隠され?)待機児童が772人いることが判明しています。
待機児14人と言いながら、やはり隠れ待機児童も無視できないのか、来年度に向けて630人分の定員増をすると表明しました。保育の「無償化」(完全無償ではありません)により、需要の増加が見込まれるとすれば、整備目標の引上げが必要と思います。
高齢者施策では、高齢者の8割は元気であり働ける環境をつくるとして、高齢者と中小企業をマッチングしたり、ハローワークと連携して高齢者の就職支援をするといいます。
心身の健康などを維持するということでは意味がないとは言いませんが、昨今マクロ経済スライドによる年金切り下げがあり、生活費が2000万円不足するという金融庁審議会の意見など踏まえると、今でも暮らしていけない低年金のためにやむを得ず働く高齢者は決して少なくないのではないか・・・と考えると手放しで賛成する気持ちになれません。
病院整備では、光が丘病院が改築にともない457床に拡大すること(2022年開院予定)、高野台の新病院は218床確保して2021年度中の開設を目指すとしましじんた。
また、早宮で起きた元農水省事務次官が息子を殺害した事件に触れ、「行政として何をなすべきなのか・・・しっかり考えていきたい」と発言しました。
最後の結びでは、人口減少と労働力不足など、「取り巻く情勢は極めて厳しい」と発言。区長から見ても、今の政治には将来展望が見えないようです。
来週17~19日にかけては一般質問で、日本共産党練馬区議団は私が登壇する予定です。
よろしくお願いします。