練馬駅と平成つつじ公園で、弾道ミサイルを想定した住民避難訓練が実施されました。町会などから60人が参加しました。
頭を抱えて地面に伏せていましたが、意味があるでしょうか。
万万が一どこかの国から日本に向けてミサイルが撃たれたとして、日本にᒍアラートが出された時には手遅れではないかと思います。発射されたらおしまいです。こうした訓練は住民を不安にさせるだけで、とても現実的とは言えません。
住民に戦争に備えた訓練をさせることよりも、そんな事態を招かない政治・外交こそ重要な安全保障です。
日本共産党は、日米安保などの軍事ブロックによる安全保障ではなく、すべての国を包み込む対話と協力を関係をつくろうと呼びかけ、「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。
他国との紛争課題が存在するとしても、それを戦争にしない、させないことが何よりも大事なことです。自民党政治の外交はアメリカに付き従うことだけで、自主的に周辺国と友好関係を築くことや、アメリカの態度とは違う独自の関係をつくるといった外交姿勢が欠落しています。
日米安保の下でも、そういう姿勢を改めることは出来るはずです。まして外交もまともにやらずに、戦争の危機が迫っているかのように不安をあおり、住民を戦争体制に巻き込んだり、軍事費の大拡大をやるなんて間違っていると思います。
住民避難訓練が行われた当日は、住民の抗議行動も行われました。私も参加し、少しだけマイクを持ちました。
そしていま、練馬区は自衛隊練馬駐屯地が重要土地調査規制法の注視区域に指定されようとしています。
軍事色が強まっているなかで、避難訓練はそうした軍事的なことに住民を慣れさせようという狙いもあるのではと思います。
ウクライナでもガザでも、戦争になれば犠牲になるのは何の罪もない市民です。戦争を絶対しないための非軍事的・平和的な外交こそが真の命をまもる安全保障だと、私は信じます。