練馬駐屯地周辺が重要土地調査規制法に基づく注視区域に指定されたことに合わせ、区域の境界を歩く会がありました。歩いたところは主に板橋区側で、みな静かな住宅地域。
駐屯地の高い鉄塔さえ見えないところです。注視して何の意味があるんだと、改めて疑問の声が出ていました。
この法律のために、内閣府職員が土地利用の現況を時間をかけて全国的に調査していくことになります。職員の人数は30人。わずかな人数で、調査も大変です。
そんなことに人力を割いていないで、もっと国民の実益に適う仕事に従事させてほしいと思います。
練馬区では、自衛隊などに対する「機能阻害行為」があった事例はないとのことです。他の注視区域・特別注視区域でもそんな事例はないと思います。
事実としてありもしないことのために、手間暇をかけて調査し規制する法律をなぜつくったのか。土地利用調査・規制を名目に、政府の政策に異を唱え、声をあげる住民、すなわち自公政府にとって邪魔な住民を監視することが理由ではないでしょうか。
右翼的な勢力が盛んに非難している近隣国と思考ややってることが変わらないんじゃないでしょうか。
民主主義と平和の国にこんな法律は不要です。