坂尻まさゆき

取り組み強化プラン(仮称・改革ねりまプラン)について①

2023.03.23

経済が停滞するなかでコロナ禍が直撃し、出生率の減少や高齢化の進行、ヤングケアラーなどが社会問題化しています。練馬区はそうしたもとでもこれまでの施策を継続発展させるための仕組みや態勢を強化するため、新たな計画をつくろうとしています。

以前は「(仮称)取り組み強化プラン」としていましたが、最近の区政改革推進会議では「(仮称)改革ねりまプラン」 に名前が変わりました。

令和4年度第2回練馬区区政改革推進会議:練馬区公式ホームページ (city.nerima.tokyo.jp)

少子化・高齢化が現実に進行している中で、それでも行政を回し区民サービスは維持させていかないといけないですから、態勢を整えることは必要だと思います。

同時に、「少子化、人口減少」をまるっきり前提としてしまうのはどうなのか。これを打開する手立ても考える必要があると思います。

区は、少子化の主な要因は、未婚化・晩婚化、出生率の低下であり、経済的不安定さ、出会いの機会の減少、仕事と子育ての両立の難しさがあると言います。

問題はなぜそうした状況が生まれてきたのかです。これだけ社会問題化している以上、個人の意識などの問題に矮小化していたら解決しません。

非正規雇用の増大や長時間労働、教育費の負担など複合的な問題があり、男女の賃金格差などジェンダー不平等の問題もあります。こうした問題の是正に取り組むことが必要ではないか。

練馬区は、「教育の充実に取り組んできた」「令和5年度予算では、教育子育て関連の予算は、49億円増と充実を図っている」という。

そのうえで、少子化対策は「総合的な政策として国が取り組むべき」としました。

これまで区が取り組んできた結果が、出生率1.06という数字です。政治は結果だと言われますが、まさにこれが結果ではないでしょうか。明石市など地域によっては子ども施策に独自に取り組むことで出生率の上昇を実現させているところもあります。

練馬区としても、国がやることなどと言って投げ出すようなことは言わず、ぜひ全国の自治体の先を行く少子化対策を進めてもらいたいし、私たち日本共産党も求めていきます。

最近のNEWS

  • 2024.02.13

    練馬区、学校給食完全無償化が実現!

    練馬区は、来年度予算案を発表し、そのなかで学校給食費の完全無償化を2024年4月から実施すると明らかにしました。 予算額は約30億円で、うち半額は都の補助を利用します。同時に、幼稚園の副食費への補助も、第1子からに対象を ...

    もっと詳しく ??

  • 2023.12.22

    重要土地調査規制法の注視区域ラインを歩く

    練馬駐屯地周辺が重要土地調査規制法に基づく注視区域に指定されたことに合わせ、区域の境界を歩く会がありました。歩いたところは主に板橋区側で、みな静かな住宅地域。 駐屯地の高い鉄塔さえ見えないところです。注視して何の意味があ ...

    もっと詳しく ??

  • 2023.12.20

    練馬区の各種計画素案にご意見をお寄せください

    練馬区は第3次ビジョン、公共施設等管理計画、介護保険事業計画など11の行政計画について区民意見を募集しています。 期限は1月15日までです。 ぜひご意見をどんどんお寄せください 練馬区ホームページ各種計画素案 https ...

    もっと詳しく ??

  • 2023.11.15

    認知症講座に参加して

    新婦人練馬支部の班が主催する認知症講座に参加。グループホーム職員の方からお話を聞きました。 認知症になったらおしまいでなく、当事者同士や職員に支えられながら共に生き、暮らすことができる。 認知症になった人たちも、お互いに ...

    もっと詳しく ??

  • 2023.11.14

    羽田新ルートは止め、海上ルートに戻せ

    羽田新ルートと、羽田を離陸したトルコ航空便が都心上空を飛ぶ異常な飛行をしたことについて国交省からのレクチャーに参加しました。山添拓参院議員も参加しました。 STOP羽田新ルート練馬の会からも3名が参加。 新ルートは固定化 ...

    もっと詳しく ??