関川けさ子

元町公園・旧元町小学校 「文化財として残して!」の要望が活かせられるかどうかの最終段階に

2022.12.22

元町公園のカスケード

元町公園・旧元町小学校は、関東大震災後の復興事業によって都内で52カ所作られた中の一つであり、唯一当時の姿をよくとどめている貴重なものであり、歴史的価値も極めて高いものです。
現在、旧元町小学校東側は保全(保存)施設となり、集会場、育成室、保育所、カフェ等が入ることになっており、改修は区が業者に発注し18億円余りをかけます。
西側、北側は活用施設となり建替えは順天堂が担当し、体育館、集会場、認定こども園、保育所等を併設、その他、投票所と避難所機能が備わります。
北側、西側の建物は校庭から見た時に東側の保全施設との整合性を保つため、歴史性に配慮した外観に復元するとしています。区は認定こども園等、区が使用する部分は順天堂から床を買うことになっています。納得がいかないことですが、体育館は順天堂が使用しない時に区民が使うことになります。
保全施設の費用負担は順天堂が65%で、区負担は35%(区分所有)で22億3500万円余りとなります。工事費全体の区負担分は52億円になるとのことです。
元町公園は、現在、埋蔵文化財調査が行われており、公園の改修は区が業者に発注して行われることになっています。区は改修後に
文化財に指定をするか検討するとしていますが、一日も早く文化財に指定すべきです。引き続き頑張ります。

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