1月14日、区議会議員関川けさ子事務所、日本共産党本郷支部、湯島支部共催で介護保険の交流会を、菊坂の事務所で行いました。
最初に関川区議から、2000年に介護保険が実施されて23年になるが、65歳以上の1号被保険者の保険料は2倍以上になっていること。介護保険準備基金を使わせて介護保険料の値上げを抑えさせることや、文京区は2016年秋から要支援1、2の「生活援助」をボランティアでも可能な「総合事業」に切り替えているが、国が計画している要介護1、2の方々までも「総合事業」に移行させる企てを止めさせ、誰もが利用しやすい介護保険にと訴えました。
介護の職場の方からは、「国の社会保障審議会が計画している、介護利用料本人負担の2割、3割の対象者の拡大、要介護1、2の「生活援助」の「総合事業」への拡大、ケアマネージャーの介護計画の有料化、歩行杖などの福祉用具の貸与を販売に切り替えることや、施設の人員配置基準の引き下げ、介護保険料の30歳以上からの徴収等、介護保険のさらなる改悪を止めさせましょう」との訴えがされ、人に優しい介護保険の実現のための署名への協力が呼びかけられました。
味覚学の専門家(大学病院教授)からは、オーラルフレイル予防で健康寿命を延ばすことのお話しがされ、毎日一品は噛み応えのある食品を食べることや、1口30回以上噛んで食べること、65歳以上で自分の歯が20本以上ある方は、平均余命と健康寿命が長く、要介護の期間が短いことや、しっかり噛んで美味しく食べられるお口づくり、むせの予防、歯周病予防等、人生100年時代に向けての医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的にしっかりと提供される体制の構築が大切とのお話しがされました。
この日、菊坂の事務所には20人の方々が集まっていただき、今日の内容を忘れずに学習を続け、誰でもが使うことのできる人に優しい介護保険となるよう努力を続けることの決意が語られました。
2023.01.20