1月20日、関川けさ子区議会議員は笠井亮衆議院議員、金子てるよし区議会議員とともに、文科省・東大に対して東大の擁壁問題で聞き取りと申し入れを行いました。
東大正門前から本郷弥生交差点までの東大の擁壁には、『注意、地震の時は塀から離れて下さい』の貼り紙が長期にわたって掲示されています。地震の時に塀から離れて下さいーと云っても歩道はそんなに広くなく、しかもガードパイプがあり車道には簡単に出られません。普段、擁壁の前は多くの人が通行しており、「擁壁は大丈夫なのか」の声が、関川区議に寄せられていました。
20日の文科省・東大の説明では、①貼り紙は2018年に発生した大阪北部地震後提示した。②明治期に構造された石垣の上に煉瓦積みの擁壁は、現在の法令に合致せず「既存不適格」となる。③擁壁の裏側に補強のための控え壁を付けたので危険ではない。④3月末をめどに改修が必要かどうか非破壊検査し、「調査中」との回答でした。
笠井衆議院議員と関川区議、金子区議は、①改修の必要性の有無を早く判断すること②貼り紙の内容を変え現状を分かりやすく住民に伝えること③仮に改修が必要なら文科省は財源を保障すべき等、申し入れました。また、東大赤門の耐震診断に基づく改修等についての結論を急ぐよう要望しました。
控え壁のないブロック塀倒壊で犠牲者を出した大阪北部地震の教訓から、公の擁壁の改修等は速やかに完了させるべきです。
2023.02.22