内野なおき

武蔵村山【24年3月議会報告】好評です(^O^)/

2024.05.09

▶1面の概要(学校給食の無償化、意見書・陳情の審議結果など)

前回から随分と時間が空いてしまいしたが、
市議団ニュースが完成しました。(議会報告が途中のままですみません…)
すでに配布を始めている3月議会報告ですが、
市民からの反響が多いので、先に市議団ニュースを紹介させていただきます。

まず1面ですが、トップ記事は「小中学校給食費の完全無償化」です。
コロナ禍では3回も期限付きの無償化を行ってきた武蔵村山市ですが、
完全無償化を求めると「独自で行うお金は市にない…」と否定的な態度でしたが、
高まる世論で東京都が費用の2分の1を負担するとなった途端に「完全無償化」を決断しました。

これまで、完全無償化に否定的で、市民からの請願・陳情に一貫して反対してきた新政会(自民系)と公明党もこれまでの態度を180度転換して、賛成しました。

長年、無償化を求めてきた住民運動と共産党議員団の訴えが実現した瞬間です(^O^)/

右側は、3月議会で審議され、意見の分かれた意見書・陳情の審議結果です。
まず報告したいのは、市民からだされた2本の陳情です。

一つは、「体育館使用料の無償化を求める陳情」です。
武蔵村山市ではコロナ禍に学校体育館にエアコンが設置されましたが、
学校開放で市民団体がエアコンを利用する際は、1時間550円(体育館使用料と合わせると1時間650円)に…。
新型コロナは昨年5月に5類化され、活動を再開したら、夏場に4万円も費用がかかったことに驚いた小学生のバレー団体が2週間足らずで500筆以上の署名を集めて提出された陳情でしたが、結果は新政会と公明党の反対で不採択に…。新政会の委員は「受益者負担だから仕方ない…」とまで発言。自民党の国会議員は企業からウラ金をもらって活動していながら、市民活動は自己負担とは「どの口が言っているんだ!」と怒り心頭でした。

もう一つは、「共同親権」に対して慎重な審議を求める陳情です。
DV被害者支援をしている陳情者の声を一切聞かずに何も問題ないかのような質疑や、国際社会では共同親権が当たり前だからと不採択に…。
日本共産党は、① 民法上では戦後になっても、親権=親の権利という認識が根強く、子どもの権利の視点が弱いこと、② 対応する家庭裁判所の体制が弱いことが、家裁職員から出されていることを含め、体制が不十分であること、多くの国民には知らされておらず良く分からないままのスピード採決は後に禍根を残すことなどを理由に陳情に賛成しました。

NHK・朝の連ドラ「虎に翼」が人気な背景に
戦前からの民法や男尊女卑の文化・風習が日本では今なお残されているからなのではと思っています。
「共同親権」の法改正は異例のスピードで衆議院を通過し、現在は参議院で議論されていますが、さらに新たな懸念が指摘されています。
男女の賃金格差や痴漢被害、性の商品化…等々
あらゆる面で不利な状況に置かれている中、認識も体制も未成熟なままで「共同親権」を認めれば、弱い立場の人達がますます窮地に追い込まれてしまいます。
(続く)

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