内野なおき

武蔵村山【24年6月議会報告】完成しました。(その2)

2024.08.23

▶2面の概要(学校体育館エアコン代、教員の働き方、学校トイレへ生理用品を、PFAS、介護保険の危機など)

学校開放事業の体育館エアコン代が高すぎます!

2面の左側は、日本共産党3人の市議の一般質問の一部を紹介。
田村市議は小学生の保護者から「高すぎる」と言われている学校体育館のエアコン代を質問。
近隣の立川市は3時間で150円~200円に対し、武蔵村山市は1時間で550円も徴収しています。
体育館使用料と合わせて1時間650円もかかります。
(東大和市・国立市・昭島市はエアコン代は無料)
体育館の使用料が本市よりも高い市では「減免制度」が存在しているため、
使用料+エアコン代の合計額は武蔵村山市がダントツで高い状況です。

学校体育館の様子(写真はイメージです)

教員不足解消は、定数や給特法の見直しで

私は教員不足の原因となっている教員の働き方改善を求めて質問しました。
武蔵村山市では昨年度、のべ13名の教員が病気休職、産育休などで欠員。
例年同じくらいの人数の先生が欠員となりますが、加配教員や副校長が授業を代替しています。
加配教員や副校長が授業して何とか凌いでいますが、根本問題は定数がギリギリ(実際は足りていない)なことです。そのため、先生達から「産休や育休を順番待ちをしている」「自分が休んだ分のしわ寄せが他の先生に負担となることを考えると安心して休めない」といった意見が出されています。
また、基本給に4%上乗せするだけで基本的に残業代が発生しなくなる「給特法」の存在が、教員を「定額働かせ放題」にしています。
(給特法は公立学校のみで国立や私立学校では残業代が支給されています)
その結果、教員を目指そうとする学生は年々減少したり、1~2年で退職する教員が増加するなど、
教員不足に拍車をかけています。
学校の先生たちが安心して働ける環境でなければ、
子ども達の健全な育成もできないはずです。

写真はイメージです

学校の個室トイレへの生理用品設置が当たり前の社会に

藤枝市議は小中学校トイレに生理用ナプキンの設置を求めて質問しました。
既に全ての小中学校で設置しているのは26市で14市。
ところが、武蔵村山市は第四中学校の1校のみ。
「トイレへに設置するといたずらされる」「トイレに設置することが負担」などの理由から
必要な児童生徒は、保健室に置いてあるのを取りに行く仕組みです。
支給されるナプキンは災害備蓄用の入れ替え品のため、全て「夜用」です。
子ども達からは「日中使用するには大きすぎる」といった意見もあります。
子ども達の意見も聞き取っていなことも明らかになりました。
23区のように市として予算化し、個室トイレへの設置が当たり前の社会を求めました。

写真はイメージです

他にも、PFAS汚染に対する調査や除染対策、介護保険制度改悪よる市内の影響など、市民の声を元に様々な質問を行いました。

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