内野なおき

武蔵村山【25年12月議会】横田基地周辺住民の不安を取り上げました。

2025.12.11

2項目目は、住民生活の平穏を守る立場から質問しました。

横田基地所属のCV‐22オスプレイは一昨年の12月に屋久島沖に墜落しましたが、まともな原因究明も再発防止策(エンジンの一部を交換)も取られないまま、飛行訓練が再開されています。
墜落した機体も直前に緊急着陸を繰り返していましたが、原因不明で飛行している中、一方のエンジン内の歯車が破断して墜落しました。

今年の7月18日に秋田県の大舘能代空港、24日には岩手県のいわて花巻空港、10月2日には静岡県の航空自衛隊浜松基地に警告灯が点灯したため、緊急着陸を繰り返しています。
しかも、3回とも機体番号【12‐0066】の機体に発生しています。
このオスプレイは、その後も横田基地周辺で飛行訓練を続けています。

横田基地周辺自治体連絡会(都と5市1町連絡会)は米軍と防衛省に、事故の原因究明と再発防止などを文書要請していますが、自治体の要請を無視して好き勝手に訓練を行っています。

私は、周辺住民の安全のためにも、米兵の安全(屋久島沖の墜落事故で米軍関係者は8人全員死亡)のためにも、きちんとした原因究明や再発防止策が行われるまでは、飛行訓練を中断することを求めるべきだと質しましたが、市は「国防は国の専権事項」「都と5市1町と連携していく」と繰り返すばかりで、訓練の中断までは求めていません。

今回の一般質問の通告直後に、パラシュート降下訓練中に基地から3キロ離れた羽村市の民家に落下事故を起こしました。
しかも、基地外落下をしたのは米陸軍兵との報告がありましたが、横田基地は空軍兵しかいないため、沖縄などの陸軍兵が降下訓練をしていた可能性が極めて濃厚です。(沖縄県の米兵であればSACO合意違反です)

重大事故にも関わらず、米軍は18日と19日に安全点検を行い、「安全性について確信が得られた」と20日に降下訓練を再開していますが、20日には羽村市の歩道に誘導傘(パイロット・シュート)が落ちていたり、福生市にも基地外落下していたことが発覚しています。

いずれも、住民からの通報で明らかになるまで(羽村市の場合は20日、福生市の場合は12月1日)、米軍は通報せずに隠蔽しており、何重にも欺いていたことになります。

さすがに、5市1町も看過できなかったのか、原因究明と合わせて再発防止策を講ずるまでは同様の訓練(降格訓練)は行わないことといった、訓練の中断を12月9日に求めています。

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