内野なおき

武蔵村山【23年度予算審査】一般会計(教育費)

2023.03.14

■ 教育における物価高騰対策 ■ 学力テストと教育DX

本日、2回目の投稿。
昨日は会議や質問準備で投稿できませんでした…(>_<)

予算委員会4日目の質問項目はコチラ。
① 小中学校の入学時の学用品の費用と物価高騰による影響。
② 学力テストと教育DX推進(CBTシステム)のねらい。
③ 電子図書館の利用状況と課題について。
④ 野山北公園運動場の利用状況と今後のあり方について。
⑤ 学校給食におけるパンの比率と都補助による米粉パンの活用。

一般会計と特別委員会の予算審議が終了しました。
日本共産党は一般会計と国民健康保険特別会計に反対し、
他の特別会計は賛成しました。
反対討論は議会最終日(24日)で行います。

中学校別入学費用の内訳

①・⑤ について
市作成の資料によると
22年度の中学校の制服(標準服)は、
男子は、3万5,500円~3万7,800円
女子は、3万6,600円~4万7,630円
ですが、

23年度は物価高騰の影響はないのか確認したところ、
市教委は「数字は持っていないが、影響はあると思う」との回答。

ところが、
国の就学援助は小学校は増えるものの
中学校は据え置き(24年度に約3,000円の増額予定)とのこと。

制服以外にも教材費など様々なもので物価高騰の影響があることが予想されるため、
なるべく保護者負担にならないような対応を求めました。

また、学校給食費に対して、
東京都が米粉パンを全額補助するとの発表をしたことをうけ、
❶ 現在のパンの頻度、
❷ 都補助を活用し、米粉パンを提供する予定はあるのかなどを質問。

市教委は「❶現在、パン食は小学校で月に19回、中学校で8回。❷都補助を活用することを前向きに検討したい。(場合によってはパン食の頻度を増やすことも示唆)」と回答。

質問の後の休憩時間時、
他会派の市議や部長から
「私の時は米飯とパンの割合が今の逆だった」とか
「給食が始まった当初だったので、米国製の穀物輸入の関係でほぼパン食だった」
と声をかけられました。

都補助を活用して浮いた分を
他の食材購入に充てて1品増やすなど
バランスの良い給食にしてもらい
家計の負担を少しでも減らしてもらいたいと思いました。

もう一つは②についてです。

市教委は他の市議の質問に対して、
〝過度な学力テスト対策にならないよう配慮している〟かのように答弁していたため、

教育DX(CBTシステム)について質問しました。
CBTシステムはオンライン上で学習・アセスメントできる公的なプラットフォームのことで、
児童生徒の学力テストの結果(個人情報)などを手に入れて分析し、
政策・実践の仕組みの構築、学力テストやスピーキングテスト対策の教材を民間企業が開発しやすくするためのものです。

私は「本市でも登録するCBTシステムによって民間企業は学力テスト対策や受験対策教材を販売している。経済格差=学力格差につながることに市教委が加担している認識はあるのか」と質問したところ、
市教委は「CBTシステムは無料で登録でき、助かっている面もある」と回答。
民間企業がのどから手が出るほど欲している児童生徒の個人情報を
提供していることに対する危機感が全く感じられませんでした。

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