昨日は疲れてPCを開く気力もなく寝てしまいました。
1日遅れですが、2日目の決算員会の様子を報告します。
私が2日目に質問した項目(民生費、衛生費、商工費)はコチラになります。
- コロナ禍における就労支援・就労準備支援について
- 有料化&戸別収集に伴う高齢者のごみ出し事業について
- コロナ禍における老人福祉館の利用状況と職員の不適切な対応について
- 新型コロナ生活困窮者自立支援の実績について
- 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金と生活支援金(地方創生臨時交付金)の収入認定の差について
- 児童相談所と子ども家庭支援センターの連携強化について
- 保育士・幼稚園教諭等処遇改善について
- 生活保護について(自立支援金から保護につながった件数・扶養照会など)
- 新型コロナ自宅療養者支援について
- 新型コロナワクチン接種の実績について
- 季節性インフルエンザ予防接種の実績について
- キャッシュレス決済ポイント還元事業(地方創生臨時交付金)の実績
- 消費喚起促進事業(地方創生臨時交付金)の実績
令和4年度決算は、コロナ禍で苦しむ市民の暮らしや生業をどう守るのか、
国からのコロナ交付金(地方創生臨時交付金)をどう使うのかなどがチェックポイントだと考えます。
武蔵村山市ではこの間、低所得者支援を目的に住民税非課税世帯等に対する生活支援給付金(3万円給付)をコロナ交付金で実施しました。
これは国の臨時特別給付金(10万円)に上乗せする形です。
ただ、国は生活保護世帯も対象としているのに、市の生活支援金は生活保護世帯は除外されています。
その原因について確認すると市は「市が独自に給付をする場合、『収入認定される』と指導され、
断念した」とのことでした。
市がせっかく良いことをしようとしても国が足を引っ張るということが明らかに…。
ただ、市は都や国に「収入認定から除外して欲しい」と要望した結果、令和5年度の給付事業は「収入認定問題」は解消され、生活保護世帯も対象にすることができました。
私は本市の一連の取り組みを称賛しました。
その一方で冷たい対応も問題となりました。
10月1日から家庭ごみ収集が有料化されました。
党市議団は「コロナ禍で市民の生活が大変な中、実施時期を延期すべきではないか」と求めてきましたが、市や他の議員からの賛同は得られず、強行されました。
また、高齢者が利用する福祉会館や老人福祉館で不適切な職員対応も取り上げ改善を求めました。
福祉会館は一般質問で電気代高騰を理由にエアコンやエレベーター利用を制限するような対応を行ったり、建物内で飲食しないよう指導する事例を紹介し改善を求めましたが、老人福祉館では、サークルなどに市外の住民がいることを禁止する指導を行っていたことを紹介し、改善を求めました。
元々市民だった人が家庭の事情で他市に転居した人、ダンスや歌の講師が他市住民のサークルからは「市民が大半のサークルなのにそんなことを言われたら活動を継続できない」といった市民の声を紹介し、柔軟な対応を求めました。
また商工費で「キャッシュレスポイント還元事業」についても質問。
実績としては2億6,000万円もの経済効果があったとの答弁がありましたが、内訳を聞くと①食品・スーパー部門、②飲食店、③酒・リカー店で大半の利益を上げており、コロナで困っている事業者支援としては偏りのある事業であることが再確認されました。
キャッシュレスポイント還元事業は、特定の店舗や利用ができる消費者にとっては大変喜ばれる一方、経済効果が薄い事業者は「手数料負担がかえって負担」と感想を漏らしています。
一方、スクラッチくじによる「消費喚起事業」は経済効果はそれほどないものの、
1回目は97店舗、2回目は123店舗と参加店舗も増加し、「お客さんとの間に笑顔が生まれた」と概ね好評だったことが質疑を通じて明らかになりました。
本市にとってはどのような事業者支援が良いのか、色々考えさせられる施策となりました。
最後に、衛生費として新型コロナ関連の質問を行いました。
質疑の中で、自宅療養者のうち何割の方が食糧支援を利用したのかも把握していない実態が明らかになりました。コロナ禍で大変だったとは思いますが、コロナも未だ収束はしておらず、5類化された中で変異株も出現する中、市の役割も増しているため、必要な情報はきちんと整理して適切に対処できるよう求めました。
決算特別委員会も残りあと1日。
最後まできちんとチェックを行いたいと思います\(^o^)/