▶2面の概要(新年度予算、敬老金、一般質問)
2面トップ記事は予算委員会についてです。
注目してもらいたいのは、党市議団が18年ぶりに一般会計予算に賛成したことです。
国や都では悪政に対する急先鋒の日本共産党が「市の予算に賛成?」と思った人も多いと思います。
私たちが賛成した最大の理由は昨日も触れた学校給食費と子どもの医療費の完全無償化が予算化されたことです。これは長年の住民運動や昨年の市議選でも重点公約に掲げた共産党の提案が実っただけでなく、反対してきた市や他会派が考えを改めた点でも大きな意味があります。
また、26市でも財政的には下位に位置する武蔵村山市が他市に先がけ実施したことで、未実施の自治体に影響を与えるインパクトがあるとも考えています。すでに、6月には2市が実施を検討していたり、神奈川や千葉県、埼玉県知事が国に財政的な支援を求めるなど、もはや全国的な問題に発展しています。
もう一つは、大型開発が始まる中、住民サービスが維持・充実していることです。
二つの無償化以外に本市では多摩都市モノレール関連の予算や小学校給食センターに数十億円もの税金が投入されます。他自治体では大型開発とセットで住民サービスがカットされることもしばしばですが、本市では従来施策は維持されるどころか、特定健診の対象拡大(若年健診)や不登校対策としてスクールソーシャルワーカーが3倍に増えるなど、充実施策も計上されました。
ただ、問題がない訳ではありません。
地域公共交通や市立温泉「かたくりの湯」では市民の声を聞かないで存廃を決定したり、市職員の男女の賃金格差などに対する、問題意識の欠如などは問題だと考えますが、総合的には評価する点が多いと判断しました。
一方、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険の3つの特別会計については、それぞれ保険料の引き上げを前提としているため、反対しました。(詳細は過去の投稿を参照してください)
このニュースを見た市民からは「共産党は何でも反対の党かと思ったら違ううんですね。しかも筋が通っていて他会派よりも理由がしっかりしていて安心しました」「共産党に賛成してもらえると武蔵村山市に住んで良かったと思えます」など、概ね高評価を頂いています。
予算の賛否に関しては過去の記録なども読み返したり、地区委員会や都委員会とも相談を重ねて判断しましたが、やっぱり市民に歓迎されることが一番う嬉しいなと感じています。