▶1面の概要(地域公共交通、意見書結果など)
6月議会報告の市議団ニュースが完成しました。
まだまだ暑い日が続いていますが、多くの方の協力のもとで市内を全戸配布しています。
交通弱者の意見が反映される『地域公共交通計画』を求めて
今回のニュースの1面トップは「地域公共交通」についてです。
武蔵村山市は今年と来年の2か年で『地域公共交通計画』を策定します。
これは多摩都市モノレール延伸に合わせて、路線バス、MMシャトル(コミュバス)、むらタク(デマンドタクシー)、自転車レーンなど、地域公共交通に関する街づくり(マスタープラン)計画です。
これまでの公共交通問題だけでなく、買い物難民や高齢者の免許証返納問題なども踏まえ、市内のどこでも〝歩いて暮らせる街づくり〟〝安心して住み続けられる街づくり〟〝環境に優しく持続可能な街づくり〟といったことに関する計画となる予定です。
それらを踏まえ、この間指摘してきた問題点を指摘し、計画策定時に検討するよう求めました。
質疑も討論もなく反対・否決された意見書
6月議会で日本共産党市議団が提案した意見書は4本ですが、いずれも質疑も討論もなく反対され、否決されました。
ニュースで紹介したのは「大阪・関西万博の中止・延期を求める意見書」と「現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」です。
万博開幕まで1年を切りましたが、パビリオン建設などの遅れを取り戻すために建設労働者の安全をないがしろにした建設、メタンガスの爆発事故が発生しても安全対策も不十分なことから、国民の7割が大阪・関西万博を「不要」と訴えていますが、大阪府も大阪市も聞く耳を持ちません。
また、18歳までの子ども達102万人を学校行事として動員しようとする動きに教員や保護者からも中止を求める意見があがる中の意見書でしたが新政会(自民系無所属)、公明党、維新の会、市民のチカラ(立憲+無所属)、清流(無所属)と共産党以外の全ての議員に反対され否決されました。
マイナ保険証は、国の総点検後もトラブルが相次いでいます。顔認証ができないことから10割負担を求められた患者が治療を断念し、その後死亡するといった従来の保険証ではあり得ない重大事故も発生しています。
現在の利用率(令和6年1月時点で4.6%)でもトラブルが絶えない中、一本化を強行したら医療現場は大混乱するのは必至です。少なくとも対策が講じられるまでは現行の保険証との両立を求めましたが、新政会、公明党、維新の会、清流の反対で否決されました。
このニュースを読んだ市民から「マイナ保険証問題について質問している議員がいて嬉しくなって電話しました」「反対した議員は市民の気持ちを理解しているのか」といった感想が複数寄せられています。
日本共産党市議団はこれからも市民の声を大切に議会に届け、市民の声が届く政治の実現を目指して頑張ります。