■ かたくりの湯 ■ 地域公共交通
予算委員会(3日目)で私が行った質問はコチラ。
① (コロナ対策のある)健康推進部の職員配置は「5類化」でどうなるのか。
② コロナ禍における瑞穂斎場の利用状況。
③ 家庭ごみの個別収集に伴うごみ集積所の取り扱いについて。
④ 「かたくりの湯」一時閉館中の対応と住民説明について。
⑤ 地域公共交通(むらタク登録者数と利用状況及び課題)について。
⑥ 多摩都市モノレール沿線まちづくりについて。
①について、
現状の健康推進課には
通常業務に事務職3名、専門職3名(成人衛生担当の保健師)、会計年度任用職員4名(非正規)
コロナワクチン担当として、事務職4名、会計年度任用職員5名
合計で19名が配置されています。
これが4月からはコロナ担当の事務職が2名削減されるとのことでした。
私は「ワクチン接種はしばらく継続されるし、ひとたび感染爆発が起きると医療ひっ迫する状況で職員2名を異動させるのは時期尚早ではないのか」と質問したところ、
市は「当初に比べれば残業時間も減少しており、大きな混乱は減ってきている…」と答弁。
第八波の時でさえ、市や保健所の電話がつながりにくくなっていたにもかかわらず、
国が根拠のない「5類化」宣言をしたために
地方自治体は職員配置を減らさなければならない状況に…。
もう一つは、
「村山温泉かたくりの湯」の一時閉館問題です。
これについては他会派の市議も
❶ 市民への情報提供が少なく遅いこと、
❷ 住民の意見を聞く前に、民間コンサルに「運営等の検討業務委託」を行い、
有識者など少数の人数で「あり方検討委員会」を行い、方向性を決めようとしていること、
❸ 市長のリーダーシップがないことなどを長時間に渡り質問していました。
私からは❶と❷について同調し、
まずは市民に現状を丁寧に説明し、市民の意見を丁寧に聞き取ることも並行して行ってほしいことを伝えました。
加えて、状況に応じて閉館中の駐車場解放を求めました。
これは過去の閉館期間中に駐車場を閉鎖したことで
トラブルが発生したり、渋滞の影響を心配した住民の声があったからです。
市は「これまでと違う点として都の駐車場が増えていること、駐車場の開閉管理を委託すると1回あたり2,000円前後の費用が発生することから当初は考えていないが、状況を見て判断したい」と回答。
三つ目は、
むらタク(コミュニティタクシー)の問題です。
昨年市の西側地域を走るMMシャトルが廃止され、むらタクが導入されました。
事前に必要な登録者数は837人から1,719人に倍増。
これに対しては評価をしましたが、
この影響で
「予約しようとしてもつながらない」
「待ち時間が増えた」といった声を紹介。
また、利用時間帯も
月曜から土曜日の
8時30分~17時(予約は30分前)までということで
「病院が混んでいると、帰りはむらタクを予約できない。終了時間をもう少し遅らせてほしい」との声を紹介しましたが、
市は「台数を増やしたり、利用時間を延長すると費用がかかってしまい、MMシャトル利用地域住民との不公平感が拡がる」との回答。
私は「現時点でも、むらタクの利用時間は開始時間も終了時間もとても短いのが現状。MMシャトルを廃止してむらタクに置き換えておきながら、費用面で片道しか使えない公共交通を放置するのはいかがなものか」と市の姿勢を指摘しました。
買い物難民、高齢者免許返納など、
市内のどこに住んだとしても安心して暮らせるには
市内に点在している公共サービスなどを中央に集約化し、
市内どこからでもそこに迎えるような公共交通を走らせることが、
重要だと考えます。
これまで「大型公共事業」も「まちづくり」もしないまま
今にいたる武蔵村山だからこそ
できる事業だと考えます。
そのためには幅広い住民の声を汲みつくすことがとても大切だと思います。