2項目目は学校給食の無償化を求めて質問しました。
武蔵村山市はコロナ禍で国の臨時交付金などを使って5回の期限付きの「無償化」に取り組んでいます。(内訳は以下の通り)
1回目 20年度6月~12月分の無償化【交付金 約1億7,000万円】
2回目 22年度10月~3月分の物価高騰分【交付金 約1,200万円】
3回目 22年度1月~3月分の無償化【交付金 約7,000万円】
4回目 23年度4月~3月分の物価高騰分【一般財源 2,200万円】
5回目 23年度6月~9月分の無償化【交付金 約7,500万円】
給食費の無償化等にかけた経費総額は約3億4,000万円。
今年の3月議会では一般財源2,200万円で物価高騰分の給食費を抑える補正予算を計上するなど、26市の中では突出した取組です。
無償化自治体は、都内で14区1町4村にまで拡大。
新宿区と練馬区は第2子以降無償化、狛江市では第3子以降無償化という「多子軽減」も行われています。(質問時には足立区は中学校のみでしたが、この議会中に小学校に拡大しました)
23区では無償化が広がる中、26市ではほとんど進んでいません。
このような状況で私は「本市で無償化に踏み切れない理由」について質すと、市長は「(特別区で無償化が広がる中で本市でも無償化を実施してあげたいが、)経常的な無償化は財政力を考えると決断できない」と三多摩格差を認める答弁をしました。
因みに狛江市のように第3子以降の無償化を本市で行うと毎年約1千万円かかるとの事でした。
私は財源さえあれば給食の無償化に取り組みたいという発言を言葉だけでなく、
期限付きの無償化事業を行っている本市の市政運営を評価し、
一緒に国や東京都への公費負担を求め質問を締めました。
(次回へ続く)