米軍横田基地所属の特殊作戦機CV‐22オスプレイの墜落事故を受けて
11月30日、日本共産党都議団と市議員団は小池都知事に緊急の申し入れを行い、松井都市整備局基地対策部基地担当課長が応対しました。
松井課長は「都と基地周辺市町(5市1町)も米軍横田基地司令官、防衛相、防衛省北関東防衛局宛に飛行停止を含む要請を行った」と紹介。
都と5市1町が飛行停止を求めたこと自体は評価できるものですが、
「安全性が確認されるまで」という枕がついていたため、
私は「安全性の確認は、米軍や防衛省だけの間だけでは困る。地元自治体や住民が納得できる内容でない場合は、飛行停止を再度求めるのか」と質しましたが、明確な回答は有りませんでした。
また、他の参加者からも住宅が密集する横田基地周辺で飛行訓練が行われている不安や恐怖が語られ、改めて飛行訓練の中止や配備の見直しなどを求める立場を取って欲しいなどの意見がだされました。
CV‐22オスプレイは配備前から、オート・ローテーション機能がない、ボルテックス・リング現象が発生するなどの構造的な欠陥が指摘されている他、近年ではハード・クラッチ・エンゲージメントやインターコネクト・ドライブ・システムの故障など、想定外の事故が続発しています。
800時間を超えたオスプレイに対して「クラッチ部品交換を行えば99%安全」と説明した後でも墜落事故が発生し、国内でも死亡者を出す墜落事故が出たことで、私たちの主張の正しさを再認識したと同時に、乗組員を含めてもう二度とこのような犠牲者が出ないように真実を伝え、賛同者を増やしていかなければとの思いを新たにしています。