3項目目は、㈱ビッグモーターによる街路樹欠損疑惑について質問しました。
9月議会で明らかとなった旧店舗周辺の27本の街路樹、100㍍の植樹帯が欠損していた問題の継続です。
9月議会以降、市は東京都と同じ土壌調査を実施しましたが、除草剤の成分は検出されませんでした。
そもそも除草剤の効果は、液体タイプで2週間程度、粒状タイプは長くても半年程度とのことなので、5年以上経過すると成分は検出されなかったのではないかと思われます。
ところが、今回の調査結果をビッグモーター社にお伝えしたところ、
ビッグモーター社側から、自費工事の申し出があったとのこと。
樹木欠損の関与については否定しているにも関わらず、原状復帰を自ら申し出るということは、「関与を認めた」に等しいのではないでしょうか。
因みに、除草剤成分未検出の自治体で、樹木の復旧を行うのは2例目（ビッグモーター社からの説明）とのことで、非常に稀なケースみたいです。
思わぬ形で決着しそうですが、
市が証拠画像（グーグルマップ）を示しながら直接交渉したことや、
全国的に注目されたことで、これまでのような対応に変化があったものと思います。
これまで日本では「沈黙は金」が美徳とされてきましたが、
かつてこの国にあった道徳観や倫理観が失われた昨今、
「おかしい事はおかしい」と声をあげることが、
今の社会では大切なのでは…と思わされる出来事でした。
