山中ちえ子

『小学校教科書どう変わる~子どもたちにより良い教科書を』 子どもと教科書全国ネット21の小佐野先生のお話聞いてきました。

2019.06.15

13日は『小学校教科書どう変わる~子どもたちにより良い教科書を』
子どもと教科書全国ネット21の小佐野先生のお話聞いてきました。

『子ども達の教育守りたい』の?カフェもぜひ!あちこちで、やりたい!やらねば。と思いました。

同時に6月27日までの教科書選定展示会にいこうと多くの親御さんたちに呼び掛けたいですね。
こんな忖度教科書となってしまってるのは日本くらいなもの。少しだけ報告します。

今回の教科書検定がもつ重要な意味とは。
教育基本法の改訂(2006年)を具体化した学習指導要領の改訂(2017)図書検定基準の改訂(2014)や実施細則の改訂(2016)後、
初の教科書検定であること。

問題点を勝手に整理

1.教員が教科書を選べないなんて酷いです。教員たちの検定意見は、『げんき』の一ヶ所。
5月の運動会などで忙しい時期にのみ展示会で。学校内で検討する時間もとられない、という実態。
変えないと!
また、ページ数の合計が、8475から9323に10%増えてほとんど学びかたのページ、バンショの仕方まであるそうです。
いわゆる、またスタンダードか。
学習指導要領もそれを、作る中教審も教員の思いは入ってませんからいきなり突如プログラミングなどやらせるわけです。

2.また『カボチャのつる』といった教材が残り、
『責任』『法や決まり』などの言葉で個人の要求を自己抑制し、集団に奉仕する人間を美化する教材
『義務ばかり主張したらどうなる』など、
義務と権利を対置させ法の遵守を押し付けるような内容も。

3.印象的だったのは、小佐野先生は理科の先生です。
教育基本法改定前、光合成の勉強を教科書マニュアルだと教室内で薬をつかって光合成を、
証明する、という、内容だけど、違う授業を、やったそうです。
子ども達を外に連れていき実際の葉っぱに陽が注ぐ様子から学ばせた。
そしたら子ども達の学びの感想は一人一人豊かな内容だったとのこと。
それを学級通信で皆のコメントを載せて出すのだそうです。保護者も喜びますよね。

私の言いたいこと

学習指導要領などの元を話し合う中教審に財務相などの意見が大きく作用するというが、
しょせん金儲け(財界)は詳しいだろうが教育に関しては素人であり影響は危険だと自覚するべき。
土足で子どもの人生、親子の人生を踏みつけにしていることに気づくべき。
こどもの成長や人間形成にはやっぱり教員の積み上げてきた努力、理論や教訓が、生かされなければなりません。
更に大きな改訂後、初めての教科書検定という点では、正に今回の検定には重要な意味があると思います。
教育基本法の改訂という苦い経験をバネに今こそ子ども達守る取り組みを!
とりあえず27日まで、夜は7時までやってます!区役所、子ども支援センター元気でもやってます!

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