区道の空洞調査は?
埼玉県八潮市で先月28日、道路の地下10㍍に埋設した下水道管の老朽化による破損で道路が陥没し、トラック1台が転落し、ドライバーの捜索が難航する事態となっています。
全国では年間1万件超の陥没事故が発生していますが、区道での空洞調査はどのように行われているのでしょうか。
区道の中で災害時の緊急輸送道路に指定されている区間やバス路線がある区間を中心に、区内を4つのエリアに分けて毎年1エリアずつ空洞調査を行っており、対象の区道は4年に1度は空洞調査をしているということ。調査は業者委託で地中レーダーを使い調べるそうです。
調査して空洞が見つかると対応工事をするそうですが、空洞ができる原因迄は調査していないようです。一般的には、路床(路面の下)に詰まっているはずの土や砂利などが、地下水や雨水の影響と思われる作用で空洞ができるようです。
尚、23区の下水は都の事業ですが、下水管の直径が2~3mの比較的大きいものが区道に埋設されている坂下幹線、白山幹線などがあるそうです。