文京区議会は総務区民委員会1日目が開催され、9月補正予算審議に萬立議員があたりました。
補正予算審議では
*昨年度決算の黒字である56億円のうち41億円
*国や都の交付金でつくられた約60億円規模の9月補正予算
を審議します。
約60億円のうち28億円は基金に貯めます。これは「前年の黒字の少なくとも半分は貯めること」という法律に従った支出。残りの32億円のなかにコロナ対策拡充の予算があります。どちらかというと経済対策に比重があります。検査拡充には1.7億円。コロナ対策以外では保育所増設の費用も。これらは前進で評価に値します。
指摘したのは56億円の剰余のうち補正予算の財源にしたのは41億円で残りの15億円はどうなったのかということです。区は留保金と言う、2月の補正予算では表に出し財源にして留保金の大半はまた貯める、ということを毎年やっています。これは違法ではありません。区もいつもと同じといいます。しかし、今年はコロナ対策で検査や補償などやることはいっぱい。いつもと同じでは困ります。
9月補正予算に15億円を一部でも使えば、首相要請での休校で失われた給食食材購入費=3~5月昨年分は2億円を十分補償できますし、介護や障害福祉、保育所や学校の職員の定期検査もできます。区は検討してるといいますが、急いでやるべきです。留保金にして2月まで使い道を検討しているというのは、例年ならばあり得ても今年は認められません。コロナ対策で拡充した事業は評価しつつ、留保金の扱いについてはこうした指摘をして反対の態度表明をしました。