文京区は決算剰余金の残額を毎年9月から3月の年度末まで「留保」と称し、示さない手法を実施されています。この「留保」額を「示さなくてよい」という法令は無く、党区議団は透明性を欠くと指摘し改善を要求しています。この手法は現区長が就任した2007年から毎年行われ、区民に示さない決算剰余金の残額は平均で毎年11億円にのぼることが明らかになりました。このような透明性を欠く手法で、現区政は15年間で貯込み金を332億円増やし、コロナ禍の直近の1年間だけでも64億円を積増し、貯込み金は632億円となっています。
貯込まれたお金は、暮らし応援に今こそ活用すべきですが、今年までの5年間で区役所・シビック庁舎改修には百億円を投入し、シビック地下2階のトイレはLED照明や洗浄機能付きで一新される一方、千駄木5丁目の千駄木公園等、いくつもの公園トイレが老朽・和式のままで「怖いので入らない」との子どもの声があるほどです。また、2020年度に小中学校の図工室等、特別教室202室の劣化を調査し全て改修が必要としたのに、改修が決まったのは根津小の音楽室(今年度)、図工室、図書室(来年度)だけです。
党区議団は決算審議で千駄木公園のトイレの写真を示し、洋式化しきれいにするよう求め7日、決算不認定の態度表明を行いました。新型コロナや物価高で大変な区民の暮らしを応援する自治体に転換させるため頑張ります。
きれいになった文京シビックセンター地下2階のトイレ
古いままの千駄木公園のトイレ