金子区議・笠井亮衆議院議員が文科省・東大から聞き取り
本郷弥生交差点から東大正門までの東大の擁壁に「注意!地震の時は、塀から離れて下さい 東京大学」との貼り紙が6枚、長期にわたって掲示されています。地震時に塀から離れてくださいと言っても歩道はそんなに広くありません。しかも、ガードパイプがあり車道には簡単に出られません。そもそも東大前駅利用者はじめ多くの住民が通行しており「擁壁は大丈夫なの?」との声が金子区議に寄せられていました。
そこで金子区議は20日、笠井亮衆院議員と文科省と東大に説明を求めました。
3月までは「調査中」と
文科省・東大の説明によると①貼り紙は2018年に発生した大阪北部地震後掲示した②明治期に築造された石垣の上に煉瓦積みの擁壁は、現在の法令に合致せず「既存不適格」となる③擁壁の裏側に補強のための控え壁を付けたので危険ではない④3月末を目途に改修が必要かどうか非破壊検査し「調査中」とのことでした。
古い擁壁の健全性の判断早く
笠井衆院議員と金子区議は①改修の必要性の有無を早く判断すること②貼り紙を変え現状を分かりやすく住民に伝える③仮に改修が必要なら文科省は財源を保障すべき等、指摘しお願いしました。尚、東大側は外見上同じ体裁の農学部や言問い通り沿い(本郷弥生交差点~根津方面)の擁壁は鉄筋があり問題ないとのことでした。
控え壁のないブロック塀倒壊で犠牲者を出した大阪北部地震の教訓から、公の擁壁の健全化は速やかに完了させるべきです。