笠井亮衆院議員・金子区議の文科省・東大への要請実る
本郷弥生交差点の弥生町交番向いから、東大正門までの東大の擁壁に「注意!地震の時は、塀から離れて下さい 東京大学」と書いた掲示物6枚が長期に貼られ、住民から「壁は安全性なの」との声が金子区議に寄せられました。
今年1月20日、日本共産党の笠井亮衆院議員や金子てるよし区議らは文科省・東大に住民の不安を
伝え、擁壁の安全性について説明を求め、対策を要請しました。(写真)
その結果、東京大学が3月30日から「補強工事に着手」との連絡が笠井衆院議員通じて金子区議にありました。
文科省・東大側が安全性を高める必要性を認めたものであり、住民の不安の声が補強工事の実施を促したものです。歩道と擁壁の安全対策が一歩前進しました。
金子てるよし区議らの要請
1月に要請した内容は次の通りでした。
①安全性を高めるための補強が必要かどうか、年度内に判断し情報提供を。
②補強工事が必要なら速やかに工事実施を。
③2018年の大阪北部地震以降、掲示されている掲示物の文言について、改修の必要性の有無と併せて再検討を。
※擁壁は明治期に築造され、石垣の上の煉瓦積みの擁壁は、現在の法令に合致せず「既存不適格」であること、擁壁裏に補強の壁を付けたので危険ではないが、3月末を目途に非破壊検査し「調査中」とのことでした。
笠井・金子両議員は、控え壁のないブロック塀倒壊で犠牲者を出した大阪北部地震の教訓から、公の擁壁の健全化は速やかに完了させてと強く求め、笠井議員は財源対策についても質していました。
文科省・東京大学の回答(3/27)
(文科省高等教育局国立大学法人支援課課長補佐 市原信吾氏より)
①東京大学学内の専門的知見を有する先生方のご意見をいただき、塀の安全性を高めるための補強は必要であると判断。
②補強工事は年度内に開始し、令和7年度迄に完了予定。
③貼り紙の文言は工事を開始するタイミングで“塀の安全性を高める補強工事を順次行っております”との内容に変更。