公園リニューアル、Park-PFI方式導入中止を求めて質問

今年の12月になぎさ公園のサッカー運動場から、総合レクリエーション公園と新左近川親水公園の公園リニューアルの工事が始まります。区は、オープンハウス型で区民説明をするとして、10・11月に4か所で実施しました。区民の財産を民間事業者に開発をゆだねることでいいのか、日本共産党は反対を表明し意見を述べて決ました。さらに、区議会第4回定例会一般質問で、Park-PFI方式で公園リニューアル事業をすすめることの中止を求めて質問しました。西葛西駅近くの子どもの広場にレストランとフードコート建設の新たな案が示されましたが、はじめの計画より建物が大きくなり、木の伐採の増、子どもの自由に駆け回って遊ぶスペースゼロと感じました。以下、質問と区長答弁です。写真はスケボーパーク予定地

区は、公園のリニューアル及び賑わいづくり、それに伴う国からの補助金の有効活用として第一回定例会で契約議案(DB工事契約、特定公園施設譲渡等契約)を決定しPark-PFI方式でリニューアル事業を進めています。日本共産党は、公園にカフェやレストランなどを建設し、他区の人まで呼び込むような賑わいづくりが必要か、区民の財産を民間丸投げのように事業者に提供してよいのか、スケボーパークなど各種施設を明記する議案は拙速すぎると昨年度の工事請負契約及び施設の買い入れ議案には反対しました。区民からも、お金がなければ過ごせない公園になるのか、スケボーパークは別の場所にしてほしいとの声が寄せられています。公園リニューアルについての区民からのパブリックコメントはどのようにいかされたのでしょうか。また、引き続き区民の声を反映し、計画そのものに区民が関与できる仕組みも検討するべきと考えます。

Park-PFI方式は、2017年に都市公園法の改定で、事業者が収益を公園整備に還元することを条件に、それまでの公園敷地内の建蔽率が2%だったところを12%まで緩和したことが始まりです。江戸川区は土地所有者としての対応が主になり、公園の施設の建設や管理は指定管理者が行うと説明を受けましたが、すでに決定された施設を変更することができるのか、樹木の管理などに費用がかかるとして樹木の伐採が強引に行われることはないのか懸念されます。そこで質問します。

第一の質問は、第一回定例会で議決した施設の中で、スケボーパークは別の場所に等の区民の声をうけとめ変更する考えはあるでしょうか。

区長:区民意見募集で、スケボーパークは、安心できる環境、新左近川でないほかのところの場所をとの声があり、現在は整備保留としている。場所の変更も含め検討する。

大橋再質問:225件の意見で、明確に反対や別の場所にと89件の意見があった。周辺住民は反対としている。意見を聞くべきであった。それが欠けたのではないか。また、新たに設置するのは荒川河口の都有地はどうか。

区長:意見は聞いている。スケボーパークは賛成が多かったが、場所を提示したら近隣の方の反対意見がでて、総論賛成各論反対となった。

第二の質問は、リニューアル事業に、施設の設置や樹木の伐採など区としてどのように関与できるのか、区民の声を反映させる仕組みなどをお示しください。

区長:令和4年区民1人10本を達成。緑の創出をしている。令和5年1月31日に基本計画は緑の総量維持を踏まえて区と事前に協議するとした。

第三の質問は、Park-PFI方式による公園リニューアルについて、今後、その計画があるかどうかお示しください。

区長:公園整備の手法の一つ。PFI方式も含め最適な手法を検討していく。