東京都は英語スピーキングテスト中止を

テストの回答の声が聞こえる機械の不具合問題が解決されず、テストの採点も入試の見込み点も入試の公平性公正性とかけはなれたテストの実施。多くの問題が解決しないまま、ベネッセからブリティッシュカウンシルに事業者が変更され、中1と中2も、テストになれるためとして、似たようなスピーキングテストが行われ、今年も、テスト受験の個人登録が始まりました。

おかしなテストを中止させたいと多くの方が声を上げ、江戸川区議会には、テストの入試活用中止を求める3度目の陳情が出されています。区議団はこのテストの問題は始めから反対の意見を述べてきました。子どもたちがテスト付けにすることは学びを阻害します。ベネッセのGTEKと問題が似ていることも指摘されました。どうしてベネッセが撤退したかわかりません。続けても利益につながらないからでしょうか。それにしても、個人情報を受験をするからと個別に登録するおかしさは事業者がかわっても同じです。江戸川区議団の牧野区議のお子さんが中3です。学校の説明会で聞いて、登録しようとしたらつながらない状況が発生したと教えてくれました。個人のプライバシーを業者に受け渡す矛盾はまったく解決されていません。中1と中2に実施したテストも、英語の授業時間が減り、学校の授業変更もせざるを得なくなり、学校は忙しさが加速しています。

入試活用中止を求める会、保護者の会、入試問題を考える会、都議会議連のみなさんが、8月19日に反対のつどいを開催しました。牧野区議は2023年度3学期の中2の息子さんのテストの時に、1月29日に同意書を配布し2月5日までに都教委に出すような指示はおかしいと指摘。今年5月に文書は配布されたが、詳しい内容はなかった。7月12日に保護者会でマニュアルが配られたものの、都教委は7月10日ごろ配布したため担当の先生はそれを読み込んで保護者に説明とは大変なことではなかったでしょうか。保護者会に出席できなかった保護者は子どもを通してどこまで伝わったか心配です。9月20日までに保護者は申し込むことになっています。登録の時に、中2のテスト結果が5月に返されたときの番号が必要であり、家中探して見つかってよかった。写真も自前でとる。10月には受験票はオンラインで登録したものをダウンロードして持参するとあります。プリンターが壊れている家はどうするのか。コンビニ化。テストのお知らせにはブリティッシュカウンシルの名前がどこにもない。民間がやっているという認識はできない。制度設計をきちんとやってほしいと報告しました。

保護者会の方は、このようなずさんなものはすぐ中止と思ったが、中止にならず残念と。入試活用は中止すべき。登録のトラブルは続出している。公正公平さに欠く。問題点を出してあきらめずに声を上げたい。申し込みマニュアルを9月に配布する学校もある!

大内先生は、3年間の運動の成果としては、①事業者が交代,②全国に広がらなかったなどがあげられる。今後は、中止に追い込むために、①入試点数逆転の実態をリアルにつかむ、②音は聞こえるが回答に影響ないとする都教委に受験当事者を登場させたい、③住民訴訟に勝つ、2025年の判決を目指していると。

大きな世論を起こし、江戸川区でも運動を広げたいです。つどいにご参加ください。

9月7日(土)午後1時半~3時半 グリンパレス2階・高砂羽衣