核兵器は悪魔の兵器

長崎の路面電車を使っての移動が多かったですが、便利です。核兵器廃絶を願い活動している多くの方が、日本だけでなく世界から長崎の原水爆禁止世界大会に集まり、今の軍事拡大の危険性を指摘しつつ、それを止める核兵器禁止条約を広げていこう、日本政府に条約の署名批准を求めていこうと確認しあいました。

広島で宣言を発表した後の8月7日から長崎原水爆禁止世界大会の開催です。写真は開会総会で主催者挨拶をする小畑雅子全労連議長(教職員組合出身)。台風6号の影響もあり、航空機が運行できない場合も考え3日間の日程を2日間に短縮しましたが、中身の濃い世界大会でした。私は、議会日程の都合を考えて、閉会総会には参加しないで先に東京に帰りました。江戸川原水協が9日の午前中にユーチューブ視聴の企画をしていたのでそこに参加して閉会総会の感動を味わいました。

分科会は「非核平和のアジアと日本」に参加。ドイツから参加された科学者ライナー・ブラウンさんは、西側諸国が大規模な軍事費増大、NATOは世界最大の軍事同盟に変革させられようとしている、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国も。ロシアと中国を封じ込めるため、軍事同盟強化、核戦略。世界の平和を愛する人が連帯して闘う、ドイツ、韓国、沖縄、日本、基地闘争を国際連帯して闘いをつくっていくと力強く発言。フィリピンから参加のコラリン・パブロフさんは、戦争遂行のために巨大な基地が必要、それが、沖縄、グアム、フィリピン。軍事演習も規模が大きい。今年が2万人参加、来年は3万人。フィリピンの基地は日本と同じようにアメリカに自由に使われて、日本と近い状況。アメリカ軍は憲法が認めないために独自に基地をつくれないため、フィリピンの基地を自由に使っている、アメリカのコストが少ないと。そして情報を集めて議員やメディアに働きかけていく、国際連帯が大事と。大事な指摘に視野が広がりました。核廃絶、軍拡をゆるさない国際連帯の取り組みを注目していきたいです。

私は区議になって2回目の長崎大会です。1回目は10年前でしょうか。当時お元気だった笹本さん(選挙対策本部長をやっていただいた)も一緒に長崎に行ったことが思い出されます。今回は、長崎空港への直行便に乗れたことから、開会総会前に、爆心地と原爆資料館なども見学出来ました。原爆犠牲者の会「親江会」の代表のHさんの実家が爆心地の近くでもあり、案内役をやっていただきました。高校生平和大使の新たな記念碑もあり、広がりが目にみえました。原爆資料館の展示にも、開会総会に挨拶された市長の言葉にあるように長崎市あげての核廃絶への取り組みを感じます。

手の骨(白い部分)と一体となったものです。原爆の熱線を実感できます。大橋の表示が下の部分が熱線でもりがっています。「大橋」という表示で写真を撮りました。いづれも、すべてを溶かしてしまう熱さだったことがことがよくわかります。原子爆弾の実物大の模型です。

江戸川原爆被害者の会が植樹した「さくら」です。中国の犠牲者の碑の隣です。一度枯れてしまい植樹しなおしたそうです。江戸川からの7名の2023年代表団、学び交流し、語り合いしました。台風の影響が大きくなってきたのは気候危機の影響でもあります。これからも、視野を広げ、地球上の生きとし生けるものの幸せを大事にできる、その役割を果たせる政府にしていきたいです。