予算特別委員会で意見をしっかりのべる
物価高騰、実質賃金マイナスが22カ月続く中、自民党は裏金作り、区民には負担増で怒りの声が広がっています。震災対策、新庁舎建設、生活保護の充実、図書館や文化施設の拡充など、区民の声を区政に反映させたいと予算議会で奮闘しました。
区議団4人で、質問事項を確認して分担し、それぞれ質問項目ごとに課長と事前のやり取りをします。質問内容に答えられないといわれた時には、区議団でまた相談しながら、答弁できないのはおかしいと指摘し意見を言うか、質問しないか判断します。というのは、10時から始まる予算特別委員会で、区議団は4名のために1日22分の質問時間という制限があるからです。自民・公明は私たちの3倍の区議数ですから66分の質問時間です。自民公明は質問時間を余らせることもあります。区議団は、原稿を様々な角度から準備し、答弁によって次の質問をします。
1日目、歳入では特別区税の徴収は強引な取り立てをしないことについて、消費税の利用料使用料転嫁の中止を求めました。また、特別会計では東京一高い国保料の値上げに反対し、高齢者いじめの後期高齢者医療保険制度は廃止せよと意見を述べました。また、医療保険証廃止は中止を求めました。牧野区議は公契約条例の充実を、原爆資料館設置を、会計年度任用職員処遇改善を求めました。
2日目は、公共施設再編計画、学校プール再編やミニ区役所は慎重な対応を、庁舎跡地を警視庁というのは区民の要望に添っていないと指摘。
牧野区議は、主人危機管理、防災ラジオ購入補助、感震ブレーカー配付、消火器補助などを質しました。
3日目は、マイナンバーカードの作成推進の中止を求め、自衛隊の名簿閲覧対応、区の農地買取の確認をしました。
太田区議は、船堀駅周辺に図書館増設、文化芸術活動の支援を求めました。
小俣区議は、学校図書館司書配置は教育委員会の直接雇用で拡充を、共育プラザのユースサポート(不登校対応)の拡充を求めました。
4日目は、羽田新ルート中止を国に求める事、葛西臨海水族園建て替えで徐目の伐採するな説明会を求めました。
牧野区議は、総合レクリエーション公園のPark‐PFI方式に反対し、公園空白の解消を求めました。
太田区議は5歳児検診を、小俣区議はさんしょうがいの窓口一本化
5・6日は大橋は傍聴です。生活保護事業の拡充、補聴器補助拡充、家具転倒防止、児童育成手当の増額、保育士の見配置をなくすこと、コミュニティ交通の実施、JR平井駅ホームドア設置、スーパー堤防事業と一体のまちづくり、無料駐輪場の増設、内水氾濫対策などを質問。
7日目は、教育問題。小1支援員を全学級181への配置、教材費学用品費の無償化を、新たな学力テスト導入反対、スクールソーシャルワーカーの増員などを求めました。そして、最後に予算修正案を提案。
太田区議は英語のスピーキングテストと入試導入に反対、新たな奨学金制度を提案しました。
8日目は各会派が総括意見を述べて、予算の修正案と本予算の採択です。残念ですが修正案はほかの会派の賛同を得られずに否決。予算は、日本共産党のみの反対で採択されました。
引き続き要望の実施を区に求めていきます。