葛西臨海水族園最後の見学会

葛西臨海水族園「水辺の自然」エリア最後の見学会に120名

「葛西の自然を守る会」のよびかけに、5月12日午後2時、臨海公園駅前の噴水広場にたくさんの方が集まりました。原純子都議の都議会質問で、建設予定地の1700本の樹木のうち1400本が伐採・移植予定との答弁に衝撃が走り、多くの方が森林伐採に反対の声を上げ都議会にも陳情が出されています。

参加者は入場券購入後、ガラスドームの水族園の前を通り、芝生広場で原純子都議のレクチャーをうけてから「水辺の自然」エリアと淡水生物館を見学しました。原純子都議は20回以上議会で質問し提言を重ねてきました。大橋も本会議で区民の声を聴くよう求めました。ほぼ同じ時間(1時半~3時半)に、区内臨海小学校の30人以上の小学生が、流れる川に入り腰まで水につかりながら水中生物を採集していました。工事が19日からはじまるために現在の水族園のバックヤードへの「引越し」作業でした。手助けする係員さんたちはどんな思いだったでしょうか。写真は流れのエリア。臨海公園で自然と触れ合える素敵なスポットです。これが伐採される対象です。

芝生広場での交流会で、35年前にガラスドームの設計を担った谷口事務所の方は「奥多摩から海に流れる河川、広大な水体系を持つ東京都を表したもの。全体のコンセプトから半分抜けてしまう」と指摘。当時を知る方が「見事な水辺のエリアになった。これを壊すのは信じられない」「社会教育のための公園がテーマパークのようになるのか。声をたてないもの・緑を伐採する、これをやめさせたい」と発言が続きました。ここに新たな水族園ができます。写真の樹木はほとんど伐採・移植の対象です。

業者決定のやり方への疑問、建設位置の変更はできないかなどの意見もよせられました。6月20日告示7月7日投票の東京都知事選挙で、都民無視の政治を変えたいと実感した見学会でした。