江戸川区、コミュニティバス試行運行

長年要望してきたコミュニティバスの施行運行が、4月1日から上一色周辺地区で導入されました。30人乗りのバスを小岩駅を起点に西小岩、上一色、興宮など10っか所の停留所を通って小岩駅に戻る巡回コミュニティバスです。1日20便。運賃は大人220円小児110円。利用状況により本格運行への移行を検討するとしています。12月末までの9か月間で京成バスが運行します。区は、高齢化率が25.5%で、駅やバス停からの距離が500m以上ある上一色周辺地区をモデル地区としました。

江戸川区のコミュニティ交通ニュースによれば、8月1日から東京都シルバーパスが使用できるようになります。「利便性向上及び利用促進のためにご要望の多かった都のシルバーパスの使用を開始します」「このままでは本格運行への移行が厳しい。4~6月の利用は一日平均79.8人(1便平均3.9人)。目標は採算性を見込、平均360人(1便18人)」と交通ニュースに掲載されています。試行の結果、利用者が少ないとなれば、採算が取れないとして中止となる可能性も出てきます。すでに実施していた荒川区は、コロナで利用者が減少したと区内3路線のうち1路線を廃止しました。全国的には、高齢者も含めて利用者を増やすために無料バスを走らせる自治体も増えています。東京都のシルバーパスもその一環ですが、無料パスで高齢者の外出が保障され健康につながっていきます。江戸川区内のコミュニティバスも、安価な料金、シルバーパスの使用などを含め、行政の支援が必要だと提案を続けていきます。

私も12年前、初めて立候補するときにコミュニティバス導入を訴えました。この10年で葛西地域の公共交通バス路線は少し増え、区の調査でバス停から500m以上という地域はほとんどなく、今のところ、葛西での地域コミュニティバスの計画はありません。みなさんの声をお聞かせください。