包括的性教育を求めて文科省要請

6月2日、文科省要請を吉良よし子参議院議員とともに参加。都内の区議が数十人参加してそれぞれ要請しました。文科省側は、吉田慶太(スポーツ庁政策課 専門官)が中心に回答しました。他に、総合教育政策局の担当者も2名。

要請文の3点は以下の通り

1,学習指導要領における、いわゆる「はどめ規定」を撤廃すること。学校が委縮することなく、子どもたちの状況に応じた性教育を行えるよう支援すること

回答:ワーキンググループの議論と結論をふまえていく。

2,学習指導要領の議論をしている中教審の関係ワーキンググループで、この「はどめ規定」を議題として議論すること

回答:文科省からの諮問に基づいて論議をしていただくが、我々からこうせよとは言えない。子どもたちを取り巻く痴漢の被害、性犯罪、性暴力、正しい知識、学校教育の在り方、問題意識をお示ししていただく。保険体育、安全、学習のあり方など。

3,科学的根拠と人権に基づく包括的性教育を、発達段階に応じて学校教育全体に位置付けること

回答:共通するかと思う。身体的なこと、人間関係を尊重していく。ネット情報をどう対応していくか。性に関する学び、身体的なこと、性衝動にどう対応するか、性情報についてなど、指導内容に入っている。何よりこどもたちのために、勉強させてほしい。

吉良議員が「ハドメ規定は議論したか。4月24日以降はどうか」と聞くと、「ハドメ規定という言及はないと回答。吉良議員は「次回は6月5日、真正面から議論してほしい」強く要請。米倉都議は「指導要領のハドメ規定で学びが委縮している。性暴力の被害が増加」と指摘し3点を質問。

①諮問とは何か、歯止め規定は含まれているか

回答:包括的な教育課程のあり方。

②審議会の名称は

回答:「体育・保健体育・健康・安全ワーキンググループ」初等中等教育分科会の中の教育課程部会が各教科ごとになっている。その中の一つにあたる。

③安全教育か

回答:議論の状況は、安全、健康も含めている。小学生にどう伝えていくか、特別活動全体の健康安全、広い視野から。

吉良議員が「ハドメ規定は保健体育に関わってある」と追及すると、吉田氏は「学びのあり方だ」と回答。

その後、学校現場の苦労が次々と述べられました。「都教委は2020年から指導できると書いてあるが、校長判断になっており、校長が一番怖がっている様子に見える」「体の仕組みをしっかり教えてほしい。子どもをターゲットにしている事件、避妊をしっかり教えてる、自分の身を守るためにも」「重度障害児の子どもがいる。障害のある子ほど包括的性教育が必要。保護者が被害の状況を知らず、卒業してから知って仕事をやめている。知的障害者は加害者になってしまう。パーソナルエリアの指導を」

吉良議員が「現場の認識は」と聞くと、吉田氏は「現場の貴重な情報が聞けた。障害のある子、連携して何が必要か考えていきたい。命の安全教育を進めている。幼稚園からプライベートゾーンの指導を。校長先生の委縮はなるほどなと。実践は素敵だなと素直に思う。子どもの性についての学び、教育のメ目指すありかた、今以上にしっかりしたい」と回答。吉良議員はさらに「委縮させない。誤解を招く書きぶり、いまだに20年かわっていない」と追及すると、吉田氏は「検討課題、どういう学びが必要か方向性を議論」と回答。

議員からの発言は続きます「障害のある子が妊娠。体のことをきちんと教えてほしい。子どものころから自分の体を大切にする学びを」「予期せぬ妊娠、おろすことにした。術後本人は元気になったが心は傷ついたまま。成長発達に即した学びの大切さ。学校で相談できない」「核教育委員会の内容をつかんでいるか。学校教育が大事だが認識は。プレコンセプションケアの認識は」などの質問要望に、吉田氏は「核都道府県の教育委員会の取り扱いは勉強していく。先生方が指導できる在り方と専門家を招いての学びのあり方を勉強していく。各教委には資料を推奨していく。プレコンセプションケアはご指摘(妊娠出産が前提)の通り。画一的な方向を教えることになる。正しい知識、自分事になるように、見失わないように」と。

吉良議員は「在学中の妊娠データは」との質問に吉田氏は「ケースがあることはわかる」と。吉良議員が「通学させないのはおかしい」と指摘。

時間がない中、意見だけ述べる方もたくさんいました。「子ども家庭庁のほうから、外出した時に人数確認の際、体をさわってはいけないといわれた」「性教育は人権の問題だ」「区立学校で動画をとった子・加害者は学校に戻れて被害者は行かれなくなった。暴力という認識がない」「盗撮事件有。保育園では性教育をやっているが学校ではレベルがさがる。学校の裸健診。生理用品のトイレ配備」「性被害という認識がない。ハドメ規定のリスクが大きい」「性的グルーミングの問題。学校の先生の学び直し」

最後に米倉都議が「ハドメ規定が現場を縛っている。子どもの実態に即した教育ができるようにリアルな実態を示してほしい」と強調。

吉良議員が吉田氏に確認すると、吉田氏は「様々教えていただいた。外部人材の活用、子どもたちの学びをどうささえるか、保育園の触るなの指導には応えられずもうしわけない」と。さらに吉良議員がハドメ規定の撤廃、人権教育は文科省の責任だと強調して終了しました。