スピーキングテストの見直し陳情の採択を

10月14日の文教委員会で、ピーキングテスト見直しの陳情が採決されるといわれていましたが、継続審査となりました。議会によって陳情審査のやり方は違います。江戸川区は、継続が多く、私が所属している生活振興環境委員会もなかなか結論が出ないまま審議未了となった陳情がありました。

スピーキングテストの見直しを求める陳情は、11月27日に迫っている実施日の前になんとか結論を出してほしかったです。傍聴されていた方の話では、自民党は「テストそのものに反対ではないが、見直しの声を受け止めて趣旨採択」公明党は意見がまとまらず継続審査、生活者ネットと、区民の会と無所属区議は陳情に賛成という意見でした。スピーキングテストの見直しの声が広がっています。引き続き、文教委員会の論議を深めて、子どもたちのために陳情採択を求めたいです。陳情者が、文教委員にメールで資料や手紙を送り、署名を広げ(1500名をこえた)委員会後には文教委員に挨拶するなど、丁寧に取り組まれています。

反対する会の代表は、教育委員会にも同様の陳情を提出しています。10月11日午後1時半から委員会での審議があり、大橋も傍聴しました。区の執行部は、保護者からの声は教育委員会に一つも届いていないと答弁。大橋が議会でスピーキングテストの見直しをとりあげているのですから、直接電話がなくても、議会の声は区民の声だと受け止めてほしいです。次回は10月28日午前10時からです。私は区議会の学習会があり傍聴できません。ご都合がつく方は、教育委員会の傍聴も行きませんか。

スピーキングテストの回答をタブレット端末に入れることで、スピーキングの力を試すことになるのかと保護者から疑問の声が届いています。また、都立高校の調査書点に加える点数の配点20点,16点,12点,8点,4点,0点と6段階にわけ、どうして4点刻みなのかわかりません。プレテストで78点を取った中3生(今は高一)の配点は16点になる。テストが80点なら配点が20点になる。わずか2点のテスト点数の違いで調査書点が4点違うというのは全く納得できません。

英語のスピーキング学習の充実・向上は保護者も求めていると思いますが、その力を高めるには、中学校の35人学級推進や、ネイティブのALTの配置を増やすなど、楽しく学べる学習環境を整えることこそ必要と考えます。現在のALTの配置は、小学校35時間(各学級週1時間)中学校10時間(各学級月1時間)

テスト結果を都立高校入試に加えることで矛盾がますます大きくなります。調査書点で英語だけが約2倍近くなること、結果が学校と個人に通知されるのが1月中旬で、結果によれば志望校変更もありえること、その実務もふくめた生徒と担任の先生の大変さ、試験を受けない子に高校で見込み点をあたえることなどがあげられます。都立高校に入試に取り入れることはやめるべきです。