フレスク・外国人在留支援センター

四ツ谷駅の北側にあるコモレ四谷・四谷タワーの13階にフレスク・外国人在留支援センターがあり、12月12日、区議会の特別委員会で視察しました。新しくできた総合ビルに、国の4省庁と都の8行政機関が集まって連携(週一回の会議)し、外国人の在留に関する様々な支援策を実施することにより、外国人受け入れ環境を整備するとして2年前の7月からスタートしました。

12日の午後は、広いフロアに相談者は少ないように感じました。ハローワークの窓口は混みあっていました。総合受付は、英語、中国語など10か国語で対応、内容によって相談場所を案内し、個別の相談も受け付けています。

離婚、賃金、退職金、ビザ申請などの電話も含めた相談があり、相談室(1時間)での相談は、在留資格、労働問題などが多いとのことでした。東京労働局も同じフロアーにあり、外国人特別相談支援室(労働条件、労働安全衛生法、残業代など)とハローワーク(転職、合同面接会など)で対応し、新宿のハローワークなどとも連携しています。

私は、相談の解決への同行支援や技能実習生制度の相談があるかを質問しました。同行支援はしておらず品川のインフォメーションセンターに伝える、世界から批判がある技能実習制度の研修生の相談は特定技能の書類の相談くらいとのことでした。「駆け込み寺」のような対応はしていないように感じました。

スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが入管施設で死亡した事件については、改善策に従って再発防止に取り組んでいるとの話だけでした。訪問した外国人在留支援センターは、在留支援が中心だとし、解雇はホーテラスが対応し、就職などはハローワークでと、相談を振り分けているような印象を受けました。