東京母親大会に参加、気候危機打開へ

12月18日、浅草公会堂で東京母親大会が開催されました。全都から900名近い方が集まり学習交流をしました。「母親がかわれば社会がかわる」これは、有名な川崎なつさんの言葉です。また、「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」をスローガンに、毎年大会を開いてきました。日本母親大会が夏が多いため、東京は12月が定着してきました。母親大会は、私も主催者としてかかわってきたこともあり、できるだけ参加しています。母親大会は元気をもらえる場でもあり、ぜひとも続けてほしいですね。写真は、挨拶をする木村実行委員長です。

今回は「止めよう気候危機 すすめよう自然エネルギーへの転換を」と題して浅岡美恵さんの記念講演です。浅岡さんは、弁護士で気候ネットワーク代表でもあり、COPの会議に毎年参加している方です。今年は、オンラインの参加だとのこと。まさに、第一線の活動家といえます。

浅岡さんは気候変動対策は切迫し、恐ろしいターニングポイントにいることを強調。2022年夏、世界で熱波、旱魃、山火事、洪水、パキスタンは国土の三分の一が水没!今年はエジプトでCOP27を開催。Loss&Damage損失と損害と向き合わざるをえなくなった。COP27開会式でのグテーレス事務総長の挨拶「温室効果ガスの排出量は増え続けています。地球の気温は上昇し続けています。そして、私たちの惑星は、気候の混乱を不可逆的にする転換点に急速に近づいています。私たちは、アクセルを踏んだまま、気候変動地獄への高速道路を走っているのです」と。

2021年、グラスゴー気候合意 「1.5°Cをめざす」石炭火力発電所削減の加速(日本はまったく逆、削減せず新設も)

2021年、カーボン・パジェットは10年分しかない。日本のカーボン・パジェット、残りは6年分程度!石炭火力の早期退出ができなければ、その排出だけで残余のカーボンパジェットを消費、!1.5°Cにおさえることはできない。やめるといわないのは日本だけ。3年連続の化石賞!途上国への石炭火力発電所建設の補助金を出すのは日本だけ。日本のCO2排出は石炭火力が最大。

国の施策が間違えている。アンモニア、水素はコスト高。これを電気料金に。石炭を使いながら「グリーンウォッシュ」(ふりをする)アンモニアは化「CO2がでない火をつくる」ゼアの宣伝。火力発電所を使い続けるまやかしの削減対策。

気候変動訴訟 世界で2000件、その四分の一はこの三年に。オランダは目標が低すぎると裁判し、最高裁が認めた。ドイツは、2030年55%削減は不十分と訴え、ドイツは目標を引き上げた。日本は、神戸横須賀と新設している、権利として認める法律がない。

最後にまとめとして浅岡さんは、上記の内容を示しました。「江戸川区も気候変動適応計画」を作成しもうすぐ発表です。内容は、一人一人の心がけることを呼びかけることが中心です。

区議団は、世界に逆行する日本の気候・エネルギー政策の転換を求め、石炭火力発電所をうあめて、再生可能エネルギーへの転換を、国、東京都、江戸川区に働きかけていきます。