新型コロナウイルスが広がるなかで、とや英津子都議と党練馬区議団として緊急申し入れを行ないました。
練馬区は全都2位の74万人を抱えながら、医療体制は23区で最も不十分な区であり、他地域以上に積極的な取り組みが必要です。申し入れでは、患者の早期発見と入院・治療体制の点検・強化、PCR検査の増など医療体制を確立し強化することや、正確な情報提供を求めました。医師が必要と判断しても検査を受けられないといったことをなくさないといけません。
区内障害福祉施設で感染者~他者への感染なし
3月初めには区立の障害者福祉施設職員が新型ウイルスに感染したことが判明し、臨時休業するということが起こりました。濃厚接触者のうち利用者の方については、3月9日にPCR検査を実施して、幸い、全員が陰性だったということです。
職員についても濃厚接触者は検査するべきではと区に問いましたが、症状が出た場合だということで、心配がありました。
その後、その他の利用者や職員のなかで感染が疑われるような症状が出なかったことから、3月17日から当該施設は再開しています。
突然の休校要請
安倍首相の突然の要請を受け練馬でも小中学校の休校が始まり、党区議団は定例会質疑の中で、子どもの居場所の確保、自分の子どもがいて休まざるを得ない教員のための緊急の休暇制度、非常勤職員の休業補償も求めました。
他党議員からは、給食の食材業者が打撃を受けるのではとの懸念も示されました。
公園が子どもたちで一杯になっている状況もあり、平日に学校校庭を一定時間開放することになりました。3月17日(火曜)、18日(水曜)、19日(木曜)、23日(月曜)となります。
午前中は1~3年生、午後は4~6年生(又はその逆)など、学校によってそれぞれのやり方で開放するとしています。土日祝日は行ないません。
図書館は一部サービス休止
一方で図書館では本の閲覧、席の利用などを3月末まで休止する措置が取られています。予約すれば借りることが出来ますが、館内を歩いてまわることはできません。
中小業者への特別貸し付け開始
また感染拡大による打撃が大きい中小業者への支援として、緊急貸し付けを行うことを求めたところ、区は低利率の特別貸付けを開始しています。
全会一致で意見書採択
さらに感染症対策への技術的、人的、財政的な支援を行うこと、ワクチンの早急な開発、マスクや消毒薬等の安定供給の確保などを盛り込んだ「新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に関する意見書」が全会一致で可決されました。
国保、後期高齢者医療保険の傷病手当金支給の動き
厚労省から、国民健康保険や後期高齢者医療保険の「傷病手当金」について、新型コロナに限り、国が全額支給するので、各自治体で検討してほしいとの通知が出されました。
傷病手当金は、自治体等がそれぞれの判断で、条例や規約で定めて行うものですが、練馬区を含め実施していない自治体がほとんどです。
新型コロナをめぐり、様々な分野で働く皆さんから補償してほしいと言う声があり、それに一定応えるものと思います。
まだ詳細がわからず、手当の額もどうなるのか不明ですが、区の担当課長に問い合わせたところ、実施する方向で考えているとのことでした。
↓練馬区のコロナウイルス関連ページです。今後も動きがあればお知らせされると思いますので、適宜ご覧いただければ幸いです。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kansensho/2019-nCoV/index.html