坂尻まさゆき

一般質問③――コロナ禍の経済対策について

2020.12.17

8月の労働力調査では、完全失業者が前月比で9万人増の205万人になるなど、家計、雇用、中小企業は重大な危機に直面しています。

国の休業支援金は、予算の3%しか使われておらず、家賃支援金も3割に満たない状況です。

これは、対象要件が狭いうえに、申請方法が複雑などの理由があります。手続きの簡素化、事後チェックへの転換など申請されたら速やかに支給する制度とするよう、区も意見を挙げるべきと求めました。

区の取り組み強化、持続化給付金第2弾を

また、コロナ禍が長期化するもと、苦境に立っている事業者への継続的な支援が必要です。他自治体では、ネットを使うなどの販路開拓、コロナ禍での商品開発、従業員への賃金助成をはじめ、工夫し、直接支援を行っています。

区として更に研究し、取り組みを強化するとともに、その取り組みが実施できるよう国に財政支援を規模も対象も大きく広げて行うよう求めました。

加えて、持続化給付金の第2弾を実施するよう意見を挙げることを求めました。

区は、「国は随時、対象者の拡大や手続きの簡素化に努めている」「持続化給付金について第2弾の実施を求める考えはない」と答弁。

国のさらなる財政支援については、特別区長会を通じて求めているとのことでした。

これから年末年始、雇用や生業を失った区民が路頭に迷うことのないよう、今コロナ禍での暮らしの緊急事態にあると認識して対策を取るべきだと思います。

最近のNEWS

  • 2025.12.01

    差別のない優しい地域社会に

    2025年7月の参院選挙では一部の候補者や政党が、今の生活の苦しさはあたかも外国人が優遇されていることが原因かのような主張をして、社会に深刻な影響を与えました。 「外国人は生活保護を受けやすい」などなどの主張がありますが ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.11.21

    氷川台駅の横断歩道存続!さらに改善を

    大型道路・放射36号線の建設にともない、なくしてしまう計画だった氷川台駅「マクドナルド前の信号機つき横断歩道」について、東京都から「存続させる」との回答がありました。 今年5月、住民の皆さんとともに東京都に要望書を提出し ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.11.20

    練馬区立美術館の改築経費 76億円➡倍以上に膨張⁉

    前川練馬区長は、現存の区立貫井図書館・美術館、そしてサンライフ練馬を取り壊す『区立美術館・図書館再整備計画』を、住民反対の声を聞かずに進めてきました。  そんななか、区長は9月の練馬区議会所信表明で、美術館再整備について ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.10.29

    木造住宅へ 感震ブレーカー購入費用に補助開始

    練馬区は、区内全域で木造住宅を対象に感震ブレーカー購入費用への補助を開始しました。感震ブレーカーとは、地震による大きな揺れを感じた際に自宅内のブレーカーを自動で切ってくれる装置です。共産党区議団は災害発生時の通電火災を防 ...

    もっと詳しく ??

  • 2025.10.27

    2024年度、練馬区の決算は

    練馬区議会定例会が9~10月にかけて開かれ、昨年度2024年の練馬区財政の決算について審議が行なわれました。昨年2024年度の決算は約80億円の黒字で、ため込んでいる基金の総額は前年から約94億円も増え1,286億円余と ...

    もっと詳しく ??