前川練馬区長は、現存の区立貫井図書館・美術館、そしてサンライフ練馬を取り壊す『区立美術館・図書館再整備計画』を、住民反対の声を聞かずに進めてきました。
そんななか、区長は9月の練馬区議会所信表明で、美術館再整備について「来年度の着工見送り」を表明しました。区が想定していた工期では入札不調のリスクなど工事業者の確保が困難と判明したためです。さらに、当初76億円としていた工事費が、倍の150億円以上かかる可能性もあると明らかにしました。
他自治体でも同様のことがあり、目黒区では工事費高騰により、大型複合施設の再 整備事業を中止しています。中野サンプラザも解体と跡地再開発が計画されていましたが、中野区は計画を白紙に戻しました。
今回の区立美術館着工時期の見直しを契機に、本当に計画が妥当かつ必要なのか、検討しなおす 必要があります。区民に利用されてきたサンライフ練馬の廃止を前提とした計画は、区民とともに根本から 見直すべきであり、日本共産党区議団は計画の白紙撤回を強く求めます。
2025.11.20
