羽田新ルートと、羽田を離陸したトルコ航空便が都心上空を飛ぶ異常な飛行をしたことについて国交省からのレクチャーに参加しました。山添拓参院議員も参加しました。
STOP羽田新ルート練馬の会からも3名が参加。
新ルートは固定化回避の検討会が行われていますが、都心を飛ぶルートはやめる気がないと改めてはっきりしました。固定化をごまかすための検討会としか思えません。
固定化回避の検討会で考えてるのは都心上空を今よりも小さな弧を描いて羽田に着陸するルートのようです。そうすると羽田に向かって急旋回することになります。元パイロットの杉江弘さんに聞いたらとても無理だとのことでした。
出来もしないことを検討しているフリをして、結局は固定化させようとしているとしか思えません。
元パイロットの杉江弘氏が厳しく追及し、もし最悪の事態になれば例のない大惨事になるんじゃないかと聞くと、国交省の役人は渋々と言う様子で、そういう可能性がゼロとは言えない、と答えていました。
航空機の部品欠落は2021年に1064個、2022年は992個あったのことです。未然防止を徹底してる割に大して減っていなくて、いつ重大な事故が発生するかわかりません。
羽田新ルートは増便による国際競争力の強化が理由でしたが、参加者からは、以前の海上ルートでも増便は可能だという話もありました。
騒音が住民を苦しめている問題もあり、海側を入り口に離着陸する、以前のルートに戻すべきです。
また、トルコの航空機が離陸後正規のルートを外れ都心上空を飛び、東京タワーのすぐ近くを低空で飛ぶという異常な事態がありました。
パイロットが自動操縦に切り替えたつもりで切り替わっていなかったということですが、この異常飛行について国交省はすぐに運行軌跡情報を公開しませんでした。
本来なら2日遅れで公開されるべきものを、さらに1日遅れで公開しました。そこに疑問符がついています。
東京タワーの間近を通過するなど一歩間違えば重大事故につながりかねない事態でしたが、国交省は重大ではなかったという見解を示したことも疑問です。事を大きくしたくなく、問題を矮小化させる事なかれ主義が働いているのではと思ってしまいます。
こうした組織が羽田新ルートを飛ばしていると思うと、ますます懸念が大きくなる思いです。