改善せずに英語のスピーキングテスト実施!

ことばの教育としての英語教育ー一緒に考えましょう                                   9月2日学習会 タワーホール船堀 研修室 13時45分~16時15分                        講師大津由紀雄さん(慶応義塾大学名誉教授)

子どもたちに大きな負担を与え、問題山積を無視して都立高校入試に導入した英語のスピーキングテストを、何の反省もなしに、今年も11月26日に実施予定。テスト結果の採点ミスが1月末にわかって訂正、3月に回答の開示請求をしたら他の人の解答が録音されていたなど、都立高入試に使うのは公平性が保証されません。

また、中1と中2も実施するという、際限のない無駄を広げています。東京都の中学生全員で35億円の予算を使います。35人学級の全学年実施をすすめることこそ、最も急がれます。ベネッセは、今回の中学3年生のスピーキングテストで撤退。中1と中2のスピーキングテストの入札はしませんでした。新たな業者は「プリティシュ・カウンシル」英国の公的な国際文化交流機関。

先生たちは授業づくりの楽しさが奪われ、子どもたちは、人と話すほうがいい、英会話塾で習っている人と差が出ると述べています。英語のスピーキングテストは昨年と同じような誤りを繰り返すのか、区議会文教委員会にテストを入試に使わないでと陳情が出ています。先生たちは、英語の話す力をつけるなら、テスト対策ではなく、生徒同士が楽しく会話できる授業をしたいと、発信しています。学習会に参加しませんか。