気象庁を訪問
9月15日、災害対策・街づくり特別委員会で気象庁を訪問しました。以前は大手町にありましたが、2020年11月に港区虎ノ門に移転して業務をしています。気象庁が明治8年に初めて観測を開始したのが虎ノ門ということでした。元の場所にもどったといえます。気象庁の仕事は、気象の観測、気象の監視・予測、地震・津波の監視と情報発信、火山活動の監視と情報発表をしています。実際に気象および地震のセンターをガラス越しに見学させていただきました。
気象の観測、監視、予測のフロアーは、気象状況を予測し、災害から日本を守る最前線の緊張感が伝わってきました。広いフロアーには、数値予報、天気図(作成は手書き)、実況監視、国の機関・地方自治体・外国気象機関の観測データ、などにわかれています。予報官は、世界中から集めた観測データや、数値予測の資料などから、日々に天気予報や特別警報・警報・注意報などの防災気象情報を作成し、発表しています。最後に決断を下すのは長年経験を積んだ予報官です。最後の判断をする予報官は5人いて24時間体制です。最後の判断は1人ですることになります。聞いていてもドキドキしました。
地震のフロアーでは集まって相談している場面がみうけられました。何かあったかと思いましたが、石川県の地震のことの発表について相談しているとのことでした。こうやって判断されたことがニュースで報道されるのですね。地震があっても揺れないような床の仕組みになっているそうです。
2階は子どもたちが無料で学べる展示コーナーでした。地震津波のしくみの立体模型がとても分かりやすかったです。「命を守るために津波フラッグをおぼえよう」と題したパンフレットがあり、気象庁のパンフと共にいただいてきました。