都市視察、札幌市環境プラザ

生活振興環境委員会で毎年実施している都市視察に行ってきました。今年は北広島市と札幌市。昨年は、石狩市と札幌市でしたが、総務委員会も札幌市ですから、テーマは違っても江戸川区は毎年来ると感じられたのではないでしょうか。受け入れていただき感謝します。でも、首都圏でも視察は可能です。費用の面からも、私は今年は、神奈川県小田原市のかなごてファームと福島県の地域発電会社を提案しました。

視察は5か所に行きましたが、まず、「環境プラザ」を紹介します。札幌市環境プラザは環境教育施設で、再開発ビル(公共施設4つとオフィス)の1・2階にあります。運営は指定管理者。2階は展示コーナーで、入り口に地球の環境課題がわかるような地球儀があります。ハウススタジオ(電気の使用量がわかるモニターつき)、キッズコーナーと親しみやすく学べる展示でした。また、貸室(有料最大60名)と無料のミーティングルーム(市民活動サポートセンターに登録している団体の打ち合わせなどにも活用)もあります。夏休みなどの利用が多いとのことでしたが、昨年度の利用者は、1555件、16152人の活用。視察31件611人、学校の総合学習14件508人。

事業の概要は「学び、行動につなげていく。体験を重視。教材の貸し出し」「学ぶ場を増やしていく。児童デイの見学もある」との説明でした。共催の事業への講師派遣。特集展示2か月に一回(湿地、ミズゴケなど)。8月28日の視察の時は昆虫の展示でした。きれいな蝶の姿に見とれました。羽を傷つけないでどうやって捕獲するのか、標本の昆虫を見るたびに考えますがわかりません。環境相談は、 毎月第二・第四木曜日の1時から。子ども向け事業としては、 「さっぽろあそエコ団」川の成り立ち体験活動、山登り、子ども環境コンテストなど。大人向け事業は、廃油回収、街中天体観測など。

 

常設展示は、LEDと蛍光灯の電力使用の違い、トイレの便器のふたをするかどうかの電力使用の違いなど、目の前の使用料グラフに現れるような展示はわかりやすかったです。雨の流れをビー玉を使って子どもが遊び感覚で学べるボックスもおもしろかったです。小さい子どもも遊べるコーナーがあるのはいいですね。。入り口の地球と環境問題のオブジェはインパクトがあり、しばらく観察しました。屋上は太陽光パネルがあり、約20年前の建設時に設置しており、そろそろ取り換えの時期とのことでした。雪国の対策として、パネルは土台を高くしての設置になっていました。

江戸川区もエコセンターは注目される活動をされていますが、常設の展示コーナーはありません。環境学習に活用できるような施設の拡充ができたらいいなと思います。