葛西臨海水族園建て替えに区民・利用者の声を

葛西臨海水族園は、水族園の施設だけではなく、ドームから見る景色も含め、区民にとっても大事な存在です。30年以上経過した水族園建て替えに、二者の応募があり、昨年8月にPFI事業者が決まりましたが、提案内容については、イメージ図と構内概略しか公表されず、情報開示請求してもほぼ黒塗り、選ばれなかった方の提案は一切非公表です。計画敷地の北側の1400本の樹木の大量伐採がされるのではないかという不安の声、淡水生物館や流れのエリアを残してほしいという要望があります。都のホームページには、「進捗状況に合わせて適切に公表していく」とあります。これは、一方的に公表するということで、都は、区民・利用者の声を聴く姿勢がまったくなく、PFI事業者に丸投げだといえます。江戸川区はみどりの基本計画策定をすすめていますが、区民への説明を繰り返し行いパブリックコメントも重ねています。羽田新ルート設置の際、不十分さはあるものの、国土交通省は説明会を開いています。国の説明会開催は、区民に直接かかわるからこその対応であったととらえています。東京都はホームページだけではなく、区民・利用者への説明会を行い、直接声を聴くべきです。そこで2点質問します。

1,建て替えに関する情報をホームページだけではなく、区民・利用者向けニュースの発行や説明会開催を東京都に求めてほしいのですがいかがでしょうか。

区長:建て替えについては、都に要望を伝えている。情報発信の手段も含めて適切に公表すると聞いている。動向を見守っていく。

2,区民にとって親しんできた施設でもある水族園建て替えに関して、樹木伐採の懸念や淡水生物館及び流れのエリアの存続などの声を、東京都に申し入れてほしいのですがいかがでしょうか。

区長:国届けられた意見は伝える。樹木の1400本伐採は事実ではない。建物が樹木にかかった場合も可能な限り移植と表明。流れのエリアと淡水生物館は、新水族園で展示すると発信。区から申し入れる考えはない。

大橋再質問:都のホームページが6月13日に代わったのは、発言通告を出してから知った。淡水生物館の展示は難しいと思う。一方通行で知らせること、区民アンケートは大事、区民の声を届けてほしい。

区長:情報発信の要望は伝えている。