日本財団パラアリーナを視察

11月2日午後、江東区の日本財団パラアリーナを、江戸川区議会行財政SDGs推進特別委員会で視察しました。船の科学館の敷地内です。船の科学館は運営を終了しています。隣接して作られたパラアリーナは、当初、パラリンピックが終了したら取り壊す予定だったようです。利用者も多いことから、1年更新され、今は、毎年更新の手続きをしている状態とのことでした。日本財団は、競艇場の収益が基盤となっている団体ですから、やや気になりますが、パラスポーツの施設は必要です。施設を見学した時は、車いすラグビーの練習とトレーニングルームの利用がありました。車いすラグビー練習を見学したのは初めてです。車いすテニスは国枝選手の活躍で有名ですが、スポーツに取り組んでいる様子をみることができ、選手たちのエネルギーが伝わってくる練習風景でした。やはり、障害者スポーツの練習場が少ないのではと感じます。

玄関には素敵な壁画、香取慎吾さんの作品をレゴブロックで表現したものです。私の後ろに「愛」の文字が見えませんか。

広いアリーナは半分だけ車いすラグビーの練習に利用されていました。水飲み場は車イスでも利用しやすいように下の部分が空洞です。また、アイシングに使う氷室の扉はスライドです。トイレやアリーナなどのドアはすべて、上からつるすスライド式のドアで、床面はレールがない仕様です。バリアフリーが徹底しています。ユニバーサルデザインの表示、自販機も一番上段のボタンが押せない人様に下にボタンが備わっています。障害者目線を大事にした工夫があちこちにあります。生活の中でのバリアフリーのあり方を考えさせられました。