坂尻まさゆき

日本共産党の一般質問② 対話型区政について

2026.06.17

これまでの前区長による区政は、住民との対話や合意形成を軽視するトップダウンな姿勢が目立っていました。

多くの区民の声を聞いてきた吉田区長は選挙中、「対話型の開かれた区政」を掲げて、当選しました。

大変大事なことですが、それをどう具体化するのかが今後問われてきます。そこで質問しました。

①情報と会議の公開

対話型区政に進めるには区と区民との間に情報の不平等をなくす必要があります。区側には情報において優位性があります。区民に対して十分に情報開示がされなかったり、区にとって都合の悪い情報が隠されるということでは公平な関係での対話が出来ません。

区立小中学校の統廃合をめぐって、学校適正配置検討委員会は規則で非公開とされ、当初は要点記録も公表されない状況がありました。

そうした会議の記録や資料は速やかに公表することが必要だと求めました。

★区は、積極的に情報を開示・公表し、透明性を確保することが重要。会議録や資料の公表も、区民が施策の必要性を適切に判断できるよう、速やかな公表に努めている、としました。

今後は非公表で大事な問題を決める秘密会議のようなやりかたはやらないようにしてほしいと思います。

②区民と区長の直接対話

対話型区政にするには、子育て世代や若者、高齢者、障害者など様々な人の声を聞く必要があります。

自由参加型のタウンミーティングや地域ごとの対話集会など考えられますが、どういう形で実施していくのか、考えを聞きました。

★区長が答え、「区民の声は私の区政運営の原動力」と言いました。連日のように各地の区民や団体の集会に行って話を聞いているとのことです。

型にはまったものだけでなく、様々な場所に出向き、声を伺っていきたい、ということです。

そして、新たな取り組みとして、みどりの保全に向けて「みどりの区民活動会議」を立ち上げるそうです。

区民の皆さんとともに、職員とも意見交換を重ね、政策をバージョンアップさせたいとのことでした。

③パブリックコメントのありかたについて

この間、前区長のもとでのパブリックコメントは、反対の意見が多くあっても、結局区の考えを説明するばかりで事実上はねつけるような扱いがされてきました。

豊渓中学校や光が丘第一小学校の統合再編計画を巡って、見直しを求める声が多数寄せられました。しかしその回答は、「区はこういう考えです」ということを述べるだけで、パブコメを受けて計画を修正するとか、見直しする姿勢がありませんでした。

そこで、パブコメにおいて、一定数、あるいは一定の割合で反対・見直しの意見があった場合は、再検討する仕組みが必要なこと、そして素案を作成する段階から住民など当事者の声を聞き、検討する仕組みが必要だと訴えました。

★区長は、パブコメの数や割合よりもその内容が重要だとしました。そして、施策・計画の検討段階において、様々な手法で広く意見を聞いてきましたが、一部の取組については、「住民の理解や合意形成が十分にはかられていない」という声が複数寄せられた、ということです。

今後必要に応じて私自身が区民の声を直接うかがうなど、十分な理解が得られるよう、今まで以上に時間をかけて丁寧な説明に努める。と答えました。

説明についてはよく、「丁寧に説明してまいります」との答弁を聞いてきました。説明は住民の理解を得るための手段であり、目的になってはなりません。

住民理解がないのに、『説明したんだからいいだろう』という態度が、この間区側には見られました。説明が目的になり、大事なことが置き去りにされてきたと思います。

吉田区長においては、「住民の理解や合意を得ること」をしっかり離すことなく目的にし、説明はしても理解が得られない場合は立ち止まって見直す、又はやめることをためらわないようにしてほしいと思います。

そうした姿勢は、区長として傷がつくと思うかもしれませんが、むしろ区民からの信頼を得られると思います。

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