羽田空港C滑走路の運用が再開

1月8日から羽田空港新ルートが再開されました。二十歳を祝う会が行われた日は航空機の騒音が再び空を覆いました。落下物の心配、気になる騒音です。

羽田空港の事故は、国際線の増便のために空港の使用が過密になったからではないかと感じました。支援物資の運搬のために待機していたというのもつらいことです。

国土交通省から、羽田事故の直後、南風悪天候時に、本来都心上空ルートを通過する時間帯(15時から19時)も江戸川区上空を通過するルートで運用する旨の報告がありました。そこで江戸川区は「通常の運用に早期に復旧できるよう、全力をあげて取り組みを進めること」を要請しています。その後、1月9日に、事故前の状況に戻すという報告がありました。1月8日からもどっていましたが、8日は祝日だったため、9日になったとの区の説明です。

事故が起きたのは、羽田空港の過密化が問題の根本と考えます。国際線は、成田空港に戻すべきではないでしょうか。そうすれば、新ルートは全く必要ありません。

また、航空機からの部品欠落報告で「1キログラム以上」と区分されている部品の具体的重量が29日までにあきらかになりました。日本共産党の宮本徹衆議院議員の求めに国交省が資料を提出しました。

今年4~5月期に海上保安庁機が25キロのエンジンカバーを落下させ、沖縄県沖で発見。22年度には、5キロや3.3キロの部品が欠落したものの、発見されておらず、飛行中に落下した可能性が濃厚です。空港内で発見された物では、22年度、10キロや6.4キロなどの部品が欠落していました。「空港内で発見された物は着陸の衝撃による」としてきましたが、今回の報告には離陸時のものがあるとしています。

宮本議員が、昨年4月の衆院国土交通委員会で、20年度に100キロ級の落下があったことを追求した後も重大な事例が続いています。住宅密集地上空を飛行する羽田新ルートは落下物の危険という面からも中止すべきです。