みどりの基本計画に意見を出しました
パブリックコメントの期間が30日となりました。今、区は合計8つの計画がパブコメを求めています。多すぎるから事前に告知をと要望したところです。私もすべてパブコメは出せませんが、まず、1月15日~2月13日までの「みどりの基本計画」の意見を送付しました。公になることが条件で出しますから、私の意見を紹介します。パブコメの出し方は、江戸川区のホームページのトップページを少し下に動かして、右側に「意見募集」という枠が出るので、そこをクリックして書き込みます。
みどりの基本計画への意見 2023年2月1日
190ページ全体を見るだけの時間をかけるのはなかなか大変でしたが、計画を作成され資料にまとめた方はもっと大変だったと思います。生物植物の調査一覧は圧巻でした。これからも定期的な調査をして、自然環境を整える手立てを考えてほしいと願います。生物多様性の視点は素晴らしいです。いくつか、気が付いたことと要望を述べます
①第二章の緑被率みどり率ともに減少とあるのは気になります。また、公園面積は増加しているが、不足している地域があることも課題だと認識しました。地域別に課題が整理されていますが、ぜひ、地域ごとの充足率を高める計画を具体化してください。公園面積が最も少ないのは中央地域、次が葛西北部地域、小岩地域です。この3地域の具体化が急がれます。
②区民世論調査で葛西地域は満足度が高いと示されていますが、葛西海浜公園、ラムサール条約の湿地を守ることをしっかり位置付けてください。
③樹木数が一人当たり10.02本と示されていますが、葛西臨海公園(水族園建て替え時)、総合レクリエーション公園(リニューアル時)、都立篠崎公園(スーパー堤防時)などの樹木の伐採が懸念されます。また、船堀駅周辺の高台街づくり・デッキの設置と船堀グリーンロードの樹木の配置が気になります。街づくりをすすめるうえで、木の伐採は極力少なくすべきです。風の道という位置づけも大事にしたいです。
④新たな農地の活用が示されています。区が新たに農地を買い入れる計画を示しました。農地の保全、農のある風景、また、学校農園の活用(9校)を広げるなど、子どもたちが新たな体験ができる機会を育んでいきたいです。また、葛西南部地域の新田の森公園は子どもたちが自由に遊べる広場にもなっています。冒険広場のような公園を各地域に位置付けてください。
⑤民間事業者との連携を打ち出したことが気がかりです。江戸川区は、ボランティアやNPO法人が自然を守る活動を続けています。この区民と区が一体となって緑の基本計画を具体化することが基本ではないでしょうか。総合レクリエーション公園と新左近川親水公園のリニューアルにPark-PFI方式を導入し、民間事業者に施設の建設もゆだねるやり方は中止すべきです。公園リニューアルには、民間事業者の力も必要ですが、区内事業者と連携することを基本とすべきです。大手企業が江戸川区に来て公園に賑わいづくりをすすめるのは違和感があります。区立公園は区民の財産です。昨年来、スケボーパークは別の場所にという声が大きくなっていますし、4月からPark-PFI方式の公園リニューアルがはじまると掲示されたことから、特に西葛西の子どもの広場のレストランとフードコートは子どもの自由な遊ぶ場所がなくなると反対の声が上がっています。子どもの広場のレストラン建設に反対の方は、建設の掲示があって初めて知ったとしています。区が2回の意見募集をし、公園でのオープンハウスも2回実施したことは承知していますが、区民への周知はまだ不足していたのではないでしょうか。区民の声を聴くことを大事にしていただきたいです。