Park-PFI方式の公園リニューアルは中止を

4月開始と表示された総合レクリエーション公園・新左近川親水公園の工事が始まり、「木の伐採がひどい」「見ていられない」「心がいたむ」「こんなに伐採していいのか」など、区民からの不安の声がとどいています。

子どもの広場の改修については、区民や利用者の見直しを求める声に区が対応しましたが、レストランとフードコートの建設面積は予定通りとなっています。生活振興環境委員会には残念ながら日本共産党区議団は所属しておらず、会議録の公表は時間がかかるため、傍聴された区民の方のメモを紹介します。

伊藤ひとみ区議:リニューアルについての説明会を行ったか、どのような意見があったか。

課長:3月22日、陳情者と意見交換を行った。フードコートの場所の移動ができないかといわれ不可能だと回答した。広場の面積は確保してほしいといわれ、面積は変わらないと説明した。フードコートの導線と広場の覆装(※舗装をさしているよう)は事業所と調整中。

伊藤ひとみ区議:導線はできる?

課長:はい

伊藤ひとみ:近隣小中学校で話したが「そうらしいですね」と、思いのほか伝わっていない。子どもたちにもわかりやすく説明を。

林区議:フードコートの導線管理、覆装について。公園なので子どもたちは来る。PFIもいいが大人たちも増える。フードコート前で子どもたちは遊び、フードコートで買い物をした大人とぶつかる可能性がある。導線を管理し地面の色などで分けてほしい。覆装はコンクリートになるだろうが、転んだ時にけがをすることも十分考えられる。コストを考える必要もあるが、子どものためにできることをしっかりかんがえてほしい。看板について、子どもから「公園がなくなっちゃうの?怪獣がなくなってしまうの?」と聞かれる。子どもに向けた説明もしてほしい。

滝沢区議:直感的に「子どもたちが遊ぶ場所である」とはっきりわかるように工夫を。

課長:検討していく

滝沢区議:子どもたちは大切な利用者。区は公園が非常に多いので、子育てしやすいという理由で住む人もいる。公園を利用する子どもたちの意見をしっかりきいてほしい。

この内容を見て、区の対応をどう感じますか。日本共産党区議団は、一貫して、ParkーPFI方式による公園のリニューアル事業に反対してきました。①区民の財産である公園を民間事業者の利益を優先するリニューアル計画は問題、②区民の声を十分聴かないまま、条例を提案し決定した、③区策定「みどりの基本計画」に生物多様性や子どもたちの遊び場を明記しており、大規模な樹木の伐採が予想される計画には矛盾があるなどを反対理由として意見を述べています。また、公園管理を指定管理20年という長期にわたっての契約にも反対しました。シルバー人材センターに登録して公園清掃の仕事をしている方から、仕事を8人で行っていたが、指定管理となって6人で行うといわれおかしいと意見が寄せられています。

ファミリースポーツ広場の改修工事、環七から相撲場の改修現場です。まだ、相撲場は残っていますが、取り壊します。2番目はシートがあるのではっきりしませんが、トイレを壊しているところです。ここに、新しく管理棟と相撲場を作る予定。この広場はトイレは2か所あったのに管理棟だけになります。レストランとベーカリーを新設しますから、条例にある建物面積12%の規定からトイレの面積が取れなくなったと考えられます。課長はノーコメントで、確かに1か所ですと答えていました。最後は、新しくなる公園の様子を知らせる看板です。

新左近川親水公園の工事は左近通りからは中が見えないので、対岸の新田小学校側から写真を撮りました。バーベキュー広場は駐車場になります。バーベキュー広場にあった樹木はすべて伐採と感じました。新田住宅の方から、「木が伐採されるのを見るのがつらい。なんとかならないか」と声をいただきました。みなさんの声を引き続きお寄せください。