議会中の議員発言に時間制限はなじまない

議会は言論の府、議員が自由闊達に意見を述べるのは当然です。同時に、区民の声を代弁する場でもあります。議会運営は議会運営委員会で発言のルールや各会派の持ち時間がしめされ、確認しながら進めます。江戸川区議会は本議会日程を4日間とし、開会日と閉会日と一般質問2日(代表質問1日、一般質問1日)と割り振っています。

隣の市川市では、一人一時間の答弁を含む質問時間があり、昨年の第四回定例会は42名中23人が質問したことから一般質問は6日間でした。もちろん、各会派の代表質問も別の日に行っています。今年の第一回定例会は質問者は19人、4日間の日程でした。

議会質問の答弁のため区長副区長部長などの執行部は拘束されますが、二元代表制をとっている地方議会の成り立ち、憲法に基づく地方自治を保障するための民主的な議会運営が大事です。江戸川区議会では、44名中4名の日本共産党区議団に割り振られる時間は少なく、質問も絞って行っています。現状では、本会議は会期中38分(二人質問で一人分は19分)、決算・予算特別委員会は1日で26分(写真は予算特別委員会)。ただ、5つの常任委員会、4つの特別委員会やそのほかの公的な委員会での発言制限はありませんでした。ところが、補正予算と議案審査を行う総務委員会の時間が長引くため、どう運営するか検討が始まりました。委員会での発言に時間制限を設けるのは議会のあり方に矛盾するのではないでしょうか。